阪 正臣(ばん まさおみ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.阪 正臣の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

阪正臣は、明治から昭和時代前期に活躍した歌人・書家です。幼名は政之介、字は従叟、号は茅田、観石、桃坪など、居を樅屋と称しました。宮内省御歌所に入り、宮廷歌人として皇族に和歌や書を教えました。ネットオークションで阪正臣本人が手掛けた作品は、数万円から取引されているため高値が期待できるでしょう。

このページの目次

2.掛け軸作家「阪 正臣」についての概要

阪正臣は、穏健で親しみやすく優雅な仮名と評され、女学校用習字教科書にしばしば筆をとりました。石碑の書も手掛けており、現在でも全国に25基ほどの石碑を確認できます。子息の阪匡身は、父の遺稿を整理し、「樅屋全集」を編纂しました。

3.掛け軸作家「阪 正臣」の生い立ちや歴史

阪正臣は1855年(安政2年)に名古屋で生まれました。権田直助、高崎正風(まさかぜ)に師事して和歌を学びます。鶴岡八幡宮、伊勢神宮などに奉仕した後、30歳のときに宮内省に入所し、華族女学校の教授、御歌所寄人(おうたどころよりゅうど)を務めます。その後、御歌所長の高崎正風・大口周魚らが結成した上代様仮名書道の研究会「難波津(なにわづ)会」の一員となります。『樅屋詠草』、『樅の小枝』などの作品を残し、1931年(昭和6年)に永眠しました。

4.阪 正臣の掛け軸作品の代表作一覧

  • 樅屋詠草
  • 樅の小枝

5.阪 正臣の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

高額となる条件としては、阪正臣の真作であるといえるかどうかが重要です。その他では、シミ、シワ、折れなどはないか、印や落款があるか、箱の有無は、作品のサイズはどれくらいかといったことによっても査定結果は変動します。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 阪正臣本人の作品かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 欠けなどがなく保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 掛け軸の付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 素材の質、種類

6.阪 正臣の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

阪正臣の掛け軸作品はネットオークションで、真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。模写作品でも例えば『和歌二行書四幅対』という作品では、総寸縦約198.2cm×横約34.8cm、本紙寸縦約125.3cm×横約31.8cm、「紙本」、作品状態は「夏の幅に水濡れによるシミ汚れ・虫害による汚損・軸先の擦れ傷あり、秋の幅の表装部分に虫害による汚損あり」とするものが、37,110円で落札されています。

7.阪 正臣の掛け軸作品の買取についてのまとめ

阪正臣は宮廷歌人として宮内省の要職を歴任した歌人・書家でした。その優雅な仮名書は評判を呼び、人気となりました。阪正臣の掛け軸はネットオークションでも作品を確認することができ、真作であれば高値が期待できます。是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。