尾藤 二洲(びとう にしゅう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.尾藤 二洲の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
尾藤二洲は、1745年から1814年に活躍した江戸後期の儒学者です。元々は古文辞派でしたが、頼春水の影響で朱子学に転向し、柴野栗山、古賀精里とともに約20年間にわたり朱子学が再び盛んにすることに努め、朱子学を幕府正学とすることに尽力しました。
このページの目次
2.尾藤 二洲の掛け軸作品についての概要
尾藤二洲は、古賀精里、柴野栗山と共に寛政の三博士と呼ばれ、寛政異学の禁の後に朱子学を幕府の正学とすることに成功しました。三博士の中ではもっとも詩人の才覚を発揮しており、尾藤二洲の作風は世俗を避ける心と結びついていると言われています。冢田大峯によって異学の禁が批判されたときには、二洲自身は、権力で学問を統一することを忌む気風があったのではないかと推測されています。
3.尾藤 二洲の掛け軸作品の歴史や情報
尾藤二洲は、1745年(延享2年)に伊予国川之江(愛媛県四国中央市)に生まれました。儒医宇田川楊軒に師事し、青年期には讃岐国和田浜(香川県観音寺市豊浜町)の儒医藤村九皐、合田求吾に学びました。24歳のときに片山北海の門弟となり、頼春水・頼春風・頼杏坪兄弟らと共に儒学に励みました。1791年(寛政3年)昌平黌教官に就き、寛政異学の禁発令後の教学を指導しました。尾藤二洲は、中国文学者の陶淵明や、唐中期の詩人である白居易を好んだと言われています。
4.尾藤 二洲の掛け軸作品の代表作一覧
- 論孟衍旨
- 学庸衍旨
- 正学指掌
- 称謂私言
5.尾藤 二洲の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
高額となる条件としては、尾藤二洲の真作であるといえるかどうかが重要です。その他では、シミ、シワ、折れなどはないか、印や落款があるか、箱の有無は、作品のサイズはどれくらいかといったことによっても査定結果は変動します。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
- 軸や画の素材は何でできているか
- 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
- 尾藤二洲本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良いです)
- 作者の署名(銘)があるか
6.尾藤 二洲の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
尾藤二洲の真作を保証されている『双幅・書』という作品が、サイズは表装縦約206cm×横約42cm、本紙縦約131cm×横約28cm、「落款・印共にあり」、作品状態は「概ね良好」、本誌状態は「軽い染み、薄汚れ、折れ、しわあり」、額裏に共シール、付属品として「桐箱付」とするものが、45,000円の値で落札されています。
7.尾藤 二洲の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
尾藤二洲の作品は、ネットークションなどで取引数が少ないため、尾藤二洲の真作を保証するものであれば、高値が期待できます。尾藤二洲の作品を所有している方は、是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。