甫田 鵄川(ぼた しせん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.甫田 鵄川の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

甫田鵄川は近現代の書人です。日本で最大の美術展、日本美術展覧会(通称、日展)をおもな活躍の舞台とさだめ、いくつもの賞を手にしました。筆の妙手であると同時に、後進の育成にも熱心な人物として知られます。書道研究会天真会を主宰し、おおくの門人を書道界へ送りだしました。

このページの目次

2.掛け軸作家「甫田 鵄川」についての概要

甫田鵄川は戦後から平成にかけての書壇で腕をふるった書家です。10年間のサラリーマン生活を経て書家の道を進み、晩年には勲章をたまわるほどの功績をのこしました。そんな氏は生前、書の師匠から手本を一度も渡されなかったと語りました。お手本に頼らず感覚をみがくべき。師匠からさずかった教えを忠実に守って、自らの作風を構築した甫田鵄川。その正しさは、氏が獲得したおおくの賞が物語っています。

3.掛け軸作家「甫田 鵄川」の生い立ちや歴史

1924年奈良県で生まれました。1944年に関西急行鉄道に入社。社会人になるも、29歳のころ木村知石に師事をあおぎます。そして1954年の日展で初入選を果たし、30歳で書人として名をあげました。その後も「李長吉楽詞二首」、「欧陽文忠公詩」などの代表作を世におくりだし、1993年第25回日展「菜根譚」で内閣総理大臣賞、97年に日本芸術院賞を獲得。日本書壇の第一線で長く活躍しつづけました。2016年に死去。享年92歳でした。

4.甫田 鵄川の掛け軸作品の代表作一覧

  • 李長吉楽詞二首(1960年)
  • 欧陽文忠公詩(1969年)
  • 菜根譚(1993年)

5.甫田 鵄川の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

高額査定の条件としては、真作だと保証されているか、作品のサイズはどの程度か、保存状態は良好か、などがとくに大事なポイントとしてあげられます。真作をたしかめるためには、署名のほかに共箱や鑑定書なども大切ですので、付属品が残っていれば大切にとっておきましょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 保存状態の良し悪し(表装に傷・汚れ・カケ、本紙にシワ・色剥げ・反り・日焼け、など)
  • 付属品、とくに共箱の有無やその造り(桐箱や二重箱は査定額が上がる場合あり)
  • 優良な素材で作成されているか(たとえば軸先が象牙かプラスチックかで査定額は変動する)
  • 署名の有無(作品自体にない場合も、付属品にサインされている可能性あり)
  • 本人が書いた真作か他人の模写作品か(証明書か鑑定書があればスムーズな判断が可能)

6.甫田 鵄川の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

甫田鵄川の掛け軸は複数確認されているものの、近年のネットオークションで目立った取引は成立していません。なので、ここでは参考として額装での取引実績をとりあげます。2018年10月に「古いものですので、汚れ、細かな傷、焼けなどがある場合がございます」とする全体2cm×35.5cm×3cmで『笑えば』が15,000円で売買されました。

7.甫田 鵄川の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

日本書道界の最前線で才能を発揮した功績から、現代書道を代表する巨匠とも呼ばれる人物です。彼の掛け軸は取引実績がきわめて少なく、その価値は未知数といえます。作品次第ではまだ見ぬ高値がつく可能性もありますので、甫田鵄川の掛け軸をお持ちでしたら是非査定に出してみてはいかがでしょうか。

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