千種 有功(ちぐさ ありこと)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.千種 有功の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

千種有功は1797年(寛政9年)に京都に生まれた江戸時代後期の公卿・歌人です。和歌で才能を発揮したほかに書画も能筆な作品を残しています。千種有功の掛け軸は真作であれば数万円から取引きされており、高値が期待できる作家です。

このページの目次

2.掛け軸作家「千種 有功」についての概要

千種有功の歌風ははじめ堂上派でしたが、香川景樹(かがわ かげき)、賀茂季鷹(かもの すえたか)らと交わるなかで、堂上風を脱した歌風となりました。有功の歌集は、『千々廼舎集』や『日枝の百枝』などが代表作としてあげられます。有功は公家でありながら、刀の愛好家としても知られ、自らも刀を鍛え製作していました。その遺作は現代の蒐集家にも人気を博しています。

3.掛け軸作家「千種 有功」の生い立ちや歴史

千種有功は京都の公卿だった堂上家に生まれ、官位は正三位、近衛権中将に至り、 光格天皇や仁孝天皇、孝明天皇に仕えました。和歌ははじめ一条忠良、飛鳥井家に学び、その後有栖川宮織仁親王、久世通理に入門します。有功は、香川景樹、賀茂季鷹らと交流しするなかで、堂上風から脱した歌風となりました。和歌のほかに画にも才能を発揮した多芸な人物でした。東京都新宿区にある須賀神社には画は大岡雲峰、歌が千種有功の『三十六歌仙図』があり、新宿区指定有形文化財に指定されています。

4.千種 有功の掛け軸作品の代表作一覧

  • 千々廼舎集
  • 日枝の百枝
  • ふるかがみ
  • 和漢草

5.千種 有功の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

千種有功の真作を保証するものが付いていると査定価格は高くなるでしょう。ほかにも仕立てやサイズ、画題などもあわせて総合的に評価されます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 千種有功本人の作品かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 欠けなどがなく保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 掛け軸の素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.千種 有功の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

千種有功の掛け軸などの作品はネットオークションなどでは真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。模写作品でも例えば画を原在照、書を千種有功が担当した『流鏑馬図』は、全体寸縦約190cm×横約55cm、本紙寸縦約110cm×横約44cm、「絹本肉筆」、「軸先が骨」、作品状態は「概ね良好」、付属品として「箱傷み有り」とするものが、106,000円で落札されています。

7.千種 有功の掛け軸作品の買取についてのまとめ

千種有功は江戸時代後期に和歌で優れた作品を残し、書画、刀剣の分野でも才能を発揮した公卿でした。千種有功の掛け軸作品は、真作であれば高値が期待できるため作品を所有されている方は、是非一度査定を検討してみてはいかがでしょうか。