張 月樵(ちょう げっしょう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.張 月樵の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

張月樵は、1765年(明和5年)に近江国彦根城下に生まれた江戸時代後期の文人画家です。1798年頃(寛政10年頃)から1832年(天保3年)に没するまで南画の追求のために名古屋で暮らしました。張月樵の掛け軸作品は、ネットオークションで真作が高値で取引きされています。

このページの目次

2.掛け軸作家「張 月樵」についての概要

張月樵は、1798年(寛政10年)に美濃に出向き、帰途に名古屋に留まり南画中興の祖と称された山田宮常の画風を追求しました。その後名古屋に定住することになります。主に名古屋で活躍し全国的な名声は手にしませんでしたが、正岡子規は著書の『病牀六尺』の中で月樵の画にふれる人の少なさを嘆き、類い稀な絵師であることを著しています。

3.掛け軸作家「張 月樵」の生い立ちや歴史

張月樵は1765年に彦根城下で表具師を営む家に生まれました。上洛してはじめ市川君圭に南画を習い、次いで与謝蕪村を師にもつ松村月渓に師事し、月樵の号を授かります。師の月渓は蕪村が亡くなると円山応挙の門に入り独自の画風を確立しています。月樵は、尾張徳川家の御用絵師となり、役職を賜り名字帯刀が許されました。名古屋城内の屏風、襖、杉戸に花鳥山水画を多く描いており、藩主から将軍家への献上品として「孔雀と菊図」を描きました。その才覚が認められ江戸南画の大成者谷文晁の目にとまり、再三江戸に来るように勧められますが、名古屋を離れることはありませんでした。

4.磯野 秋渚の掛け軸作品の代表作一覧

  • 蔡文姫帰漢図巻
  • 長春孔雀図
  • 上方美人押絵貼屏風
  • 関羽図
  • 雪中花鳥図屏風

5.張 月樵の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

査定にあたっては張月樵の確かな落款や印があることが重要です。真作を証明できる鑑定書や書付があるとなおよいでしょう。保存状態やサイズ、仕立てによっても大きく査定金額が変動いたしますのでご留意ください。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 欠けなどがなく保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 張月樵本人の作品かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 素材の質、種類
  • 掛け軸の付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)

6.張 月樵の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

張月樵の掛け軸作品はネットオークションで、真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。例えば『群禽之図』という作品でサイズは全体寸縦約203.5cm×横約78.8cm、本紙寸縦約132.5cm×横約64.1cm、「絹本肉筆」、作品状態は「時代焼け、シミ、折れがあり」、付属品として「鑑定箱」とするものが、150,000円で落札されています。

7.張 月樵の掛け軸作品の買取についてのまとめ

張月樵は名古屋の地で南画を追求し、御用絵師として名古屋城城内の屏風や襖などを手がけました。張月樵の掛け軸作品は真作であれば数万円の高値で取引されているため、作品を所有されている方は是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。