太宰 春台(だざい しゅんだい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.太宰 春台の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

太宰春台は江戸時代中期の儒学者、経世家です。荻生徂徠に師事し、徂徠の説をもとに自らの経学、経世学を発展させました。経世学の著書に『経済録』などがあります。はっきりした性格で人情家のため、多くの門弟から慕われたといわれています。掛け軸は20,000円程度の査定額がつくことが多いですが、保存状態によってはさらに高値の査定が期待できます。

このページの目次

2.掛け軸作家「太宰 春台」についての概要

太宰春台は江戸中期に活動した儒学者、経世家です。名は純、字は徳夫、通称は弥右衛門と名乗りました。春台は号で別号に紫芝園があります。信濃国(長野県)伊那郡飯田に生まれました。父は飯田藩士でしたが、のちに浪人しています。太宰春台は但馬国(兵庫県北部)出石藩や、下総国(千葉県北部)生実藩に出仕しましたが、いずれも長続きしませんでした。中野撝謙を師として朱子学を学び、その後安藤東野のすすめで荻生徂徠に入門。古文辞学に転向しています。

3.掛け軸作家「太宰 春台」の生い立ちや歴史

太宰春台は1680年に信濃国の飯田藩士の家に生を受けました。15歳で但馬出石藩主松平忠徳に仕官しましたが母の病を理由に致仕したことが松平忠徳の怒りに触れ、10年の禁錮となります。その間に畿内をめぐり、1711年荻生徂徠に入門し経世学で頭角を現しました。経世学以外でも『論語古訓』などで徂徠学における訓詁の発展を図り『弁道書』では宗教に徂徠学を適用し、神道批判を展開したことで国学に波紋を投げました。著作の『重刻古文孝経』は日本のみならず、中国の清朝でも翻刻されています。

4.太宰 春台の掛け軸作品の代表作一覧

  • 二行書
  • 三行書

5.太宰 春台の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

太宰春台は徂徠学のすそ野を広げた功績が高く評価されている一方で、多くの書を残しており掛け軸も人気があります。査定のポイントとしては品物の保存状態の良し悪しや太宰春台の真筆であるかどうかが大きく査定に響きます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作品に汚れや皺がなく良好な保存状態か
  • 太宰春台の真筆か(鑑定書はあるか)
  • 落款や署名はあるか
  • 箱書きはあるか
  • 作品の大きさはどれほどか

6.太宰 春台の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

『二行書』(大きさ203.5cm×47cm)は太宰春台の真筆のお品で、シミや傷みが目立つ保存状態でしたが25,000円で落札されています。他には『三行書』(大きさ202cm×63cm)というお品もオークションに出品されていました。こちらも真筆ですが、ヤケや折れ、細かい破損がある保存状態でした。『三行書』の落札価格は20,250円となっています。

7.太宰 春台の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

儒学者や経世家として活躍した太宰春台。掛け軸は現在も高い人気があり、オークションでは多少保存状態が悪いお品でも20,000円以上で取引され事例があります。保存状態が良好であればさらに高額で査定されることが期待できるため、もしお手元に太宰春台の掛け軸がある方は一度査定に出してみてはいかがでしょうか。