田 世光(でん せいこう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.田 世光の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

田世光は、花鳥画の伝統を乗り越え新たなスタイルへと大きく発展させた、現代中国を代表する画家の一人です。精緻な筆致と色彩の可能性を追求したとも言える優美な色使いで紡ぎだされた花、鳥は瑞々しい生気に満ちており、大きな称賛を集めています。人気作家のため作品の希少価値も高く、高値も期待できる作家です。

このページの目次

2.掛け軸作家「田 世光」についての概要

田世光の画業は、たゆまぬ鍛錬によって花鳥画の伝統を血肉化し、その上で20世紀中国に大きく花開かせたと言えるでしょう。斉白石、張大千など清の大家の画法の探究に励み、花鳥画の可能性を追求し生まれた新画風は高く評価され、1964年には牡丹の絵が切手となっています。美術教育にも打ち込み、多くの後進を育てました。

3.掛け軸作家「田 世光」の生い立ちや歴史

田世光の人生は1916年始まりました。北京の出身で号は公煒としています。北京の中華美術学院で花鳥画を勉強し、1937年、21歳の年に卒業しました。その後、北京古物陳列所の国画研究館研究員となり、清の大家から技法を習得すべく研究にまい進します。探究と創作の日々から花鳥画の新しい美意識を拓いたとも言える画風を創り出し、多くの傑作を世に出しました。1964年、田世光48歳の時に、幸運と富のシンボルとされる牡丹の花の絵が切手の図柄となりました。また、中央美術学院講師、中央工芸美術学院助教授など要職に就き、1999年、人生の幕を下ろしました。

4.田 世光の掛け軸作品の代表作一覧

  • 英姿万古
  • 藏于中国美术馆
  • 春晖
  • 幽谷红妆
  • 山雀

5.田 世光の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

作品の完成度や署名、落款の有無、共箱など付属品が残っているかなどで、査定額は大きく変動しています。作家の画風が表現されており、絵具の色つやが比較的良好な作品などは、付属品などの状態も影響するものの、おおむね高値で取引されています。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 保存状態は良好か(傷やシミ、カビなど汚れがないか)
  • 付属品が保管されているか(箱・袋・軸など)
  • 作品の完成度はどのようなものか(作家の画風の表現など)
  • 作者のサイン(落款)があるかどうか
  • 作者本人の作品であるか(証明書や鑑定書があとなお良し)
  • 装丁がされているか

6.田 世光の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

真作保証がされていない作品であっても、細やかな筆使いや色彩の豊かさといった作者の個性がよく表現されており、保存状態がよく署名、落款もある作品の場合は、高額落札となるケースが多いと言えます。作品サイズが縦112cm、横31cmの肉筆保証済みの花鳥図の掛け軸は、作家の優美な筆致が繊細に表現された名品で色彩の艶やかさも美しく残っており、署名、落款あり、軸先など付属品の保存状態も良好だったため、104,000円で落札されています。また、画廊の取扱実績のある縦65.5cm、横65.5cmの額装の花鳥画では、作品の来歴もより明確だったこともあり557,000円で落札された実績があります。

7.田 世光の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

現代中国に生きる芸術家の責務として、素晴らしい伝統のその先を見事に切り開いたとも言える田世光の作品は清々しい気品をまとい、中国美術の新たな地平を示し続けています。世界中に愛好家がいるため、作品の出品が待望されている作家です。お手元に作品がありましたら、ぜひ査定に出されることをおすすめいたします。

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