円満院 祐常(えんまんいん ゆうじょう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.円満院 祐常の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
円満院祐常は江戸中期の僧です。一般に三井寺と称される近江園城寺円満院の37世門主を務めました。祐常は円山応挙のパトロンであったことが知られていますが、祐常も瀟洒な作品を残しています。
このページの目次
2.掛け軸作家「円満院 祐常」についての概要
名門二条家の出身で、円満院門主であった円満院祐常は、若い頃から科学的合理主義に興味をもち、その博学で応挙に大きく影響を与えました。応挙は祐常との交流を通して様々な見識を深め、その草創期に「円満院時代」と呼ばれる作品群を生み出しています。一方、祐常も応挙から様々の技法や画法の手ほどきを受け、画技を高めました。
3.掛け軸作家「円満院 祐常」の生い立ちや歴史
円満院祐常は1723年、五摂家の一つである二条家に生まれました。父は関白右大臣の吉忠、母は栄子内親王で、法諱は祐常、号は月渚・素円・由清などがあります。12歳で得度し、門跡寺院である円満院に入り、後に大僧正に任じられました。祐常は応挙の後援者となって以降、自身が没するまで応挙を庇護し、また様々な知見を授けました。
4.円満院 祐常の掛け軸作品の代表作一覧
- 萬誌
- 冨士
- 苅田鶴図
5.円満院 祐常の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
円満院祐常は五摂家の二条家から門跡寺院に入った名家出身の人物です。教養が高く、画のみならず書にも秀でました。作品は古いお品となるため真作であっても必ずしも鑑定書がついているとは限りませんが、名家の旧蔵品である由来や書付など真偽の確証を高めるものがあれば、より高い買取が望めます。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 保存状態は良好か
- 仕立てはどのようなものか
- 画か書か
- 画ならば和歌などの讃がついているか
- 画題はなにか
- 極書や箱書などがついているか
- 円満院祐常の署名や落款はあるか
6.円満院 祐常の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
円満院祐常の作品はネットオークションで75,000円の値が付いたものがありました。『冨士』『梅花』という双福で、サイズは掛軸全体が各187.5cm×47cm、本紙は紙本で各98.5cm×33cm、状態は「表具に少々虫食い穴、本紙に少しシミがあります。」と記されていました。また、五月雨和歌詠草の書の掛け軸では、32,500円で落札されていました。サイズは掛軸全体が82.5cm×48.5cm、本紙は紙本で43.5cm×15cmの横幅、状態は「表具に虫食い穴と傷み、本紙に少々のシミ、折れ、傷みがあります。」と説明されていました。
7.円満院 祐常の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
円山応挙を厚く庇護してその才能を花開かせた円満院祐常。その後連綿と栄え続ける円山派の祖・円山応挙を守り導いた美術界にとって重要な人物でした。円満院祐常の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出してみることをお勧めいたします。
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