藤井 竹外(ふじい ちくがい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.藤井 竹外の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

藤井竹外は幕末の漢詩人で、鉄砲の名手として知られていましたが、晩年は詩作と酒に耽る生活を送ったといわれています。七言絶句の中で、時おり尊王思想が窺えますが、1866年(慶応2年)明治維新を見ずに60歳で亡くなっています。藤井竹外は漢詩人の中でも著名なため、真作であれば高値が期待できます。

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2.掛け軸作家「藤井 竹外」についての概要

藤井竹外は頼山陽に詩を学び、「大塩平八郎の乱」の後はより詩作に傾倒するようになります。七言絶句を得意とし、「絶句竹外」と称されました。広瀬淡窓や梁川星巌らとも親交があり、詩集の『竹外二十八字詩』を残しています。代表作の『芳野懐古』は芳野三絶のひとつとして知られています。

3.掛け軸作家「藤井 竹外」の生い立ちや歴史

藤井竹外は1807年(文化4年)に摂津高槻藩の武家に生まれました。代々知行地をうける権利を持つ家柄で、藩政の中枢を担う身分でした。そんな家柄でありながら詩作を好み、勤番を避けては家にこもり、療養を理由に旅に出る毎日でした。若い頃は鉄砲術に優れていましたが、晩年は京都に隠居し「酒乱」と評されるような生活を送っています。一説には「大塩平八郎の乱」の事件で、高槻藩の一部の子弟が大塩に学んでいたことが起因しているといわれています。竹外は一揆鎮圧の隊には加わらず弾圧の姿勢を拒みました。詩作の中で後に尊皇派志士となる梁川星厳との親交を詠んだ詩が多いのは、その思想と行動の位相を暗示したものだったと推論されています。

4.藤井 竹外の掛け軸作品の代表作一覧

  • 竹外二十八字詩
  • 芳野懐古

5.藤井 竹外の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

由来や書付など、藤井竹外の真作だということを裏付けるものがあれば査定価格は高くなるでしょう。また状態や仕立て、画題など、総合的な判断での査定となります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 欠けなどがなく保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 藤井竹外本人の作品かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 掛け軸の素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.藤井 竹外の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

藤井竹外の掛け軸作品はネットオークションで、真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。模写作品でも例えば『吉野懐古詩』という作品では、全体寸縦約189cm×横約46cm、絹本寸縦約101cm×横約33cm、「絹本肉筆」、作品状態は「シミ、ヨレ、ヨゴレ、ヤケがあり」、付属品として「合箱」とするものが、13,000円で落札されています。

7.藤井 竹外の掛け軸作品の買取についてのまとめ

藤井竹外は七言絶句を得意とし、「絶句竹外」と称された漢詩人で、代表作の『芳野懐古』は芳野三絶のひとつに数えられています。藤井竹外の掛け軸作品を所有されている方は、真贋確認も兼ねて是非一度査定を検討してみはいかがでしょうか。