藤井 松林(ふじい しょうりん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.藤井 松林の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

藤井松林は幕末・明治期に活動した広島の画家です。花鳥・人物・山水いずれにも秀で、和歌も嗜む文人画家でした。写実派の妙技を高く評価され、宮内庁に作品を献上する栄誉を得た画人です。高価買取が期待できるでしょう。

このページの目次

2.藤井 松林の掛け軸作品についての概要

藤井松林(1824年~1894年)は福山藩絵図師として活躍しただけではなく、維新後は内国勧業博覧会にも出品、受賞を重ねました。集大成とされる作品群は、尾道の浄土寺で見ることができます。画風は温雅で、濃彩で描いた四季折々の花鳥を得意としました。

3.藤井 松林の掛け軸作品の歴史や情報

藤井松林は文政7(1824)年、福山城下長者町に福山藩士・藤井小右衛門の長男として生まれました。幼名は小助、のちに好文、字は士郁、別号に清遠、百斎があります。はじめ福山藩絵図師加勢を拝命し、高田杏塢や吉田東里に手ほどきを受け、さらに京都で円山派の中島来章に師事しました。また和歌を大国隆正、松本良遠に学び、漢籍を三好一学に学んでいます。帰藩して絵図師として活躍し、廃藩後は藩校「誠之館」の画学小教授心得として出仕しました。明治10年第1回内国勧業博覧会で褒状受賞。宮中に献画して、懐紙器、莨器、水注の3点を賜わっています。明治27年没、満69歳(数え71歳)でした。

4.藤井 松林の掛け軸作品の代表作一覧

  • 花鳥図(1877年)
  • 藤雀鼬図(1877年)
  • 百福図(1889年)
  • 游鯉図(1889年)
  • 藤花小禽図(1890年)

5.藤井 松林の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

作品の査定において重要なポイントは、その真贋にあります。真作を裏付ける箱書や共箱などが付いていると査定額は高くなります。またサイズや画題、作品の状態などによっても大きく査定価格が変わってきます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 共箱や箱書などが付いているか
  • 画題は何か
  • 藤井松林の落款や印があるか
  • どのような仕立てか
  • 付属品の欠けはないか
  • 保存状態は良好か

6.藤井 松林の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

藤井松林の作品はネットオークションで149,000円の値が付いた例がありました。画題は『遊鯉』、絹本の双幅で、サイズは掛け軸全体が各201cm×55cm、本紙が各103cm×42cm、松井松山箱書付、状態は「シミ、ヨレ、ヨゴレ、ヤケがあります」と説明されていました。

7.藤井 松林の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

藤井松林は備後福山藩の藩校「誠之館」でも教鞭を執っており、広島で名の知れた画家です。市場においても藤井松林の作品は多く取引されています。もし藤井松林の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出してみてはいかがでしょうか。