藤井 達吉(ふじい たつきち)の作品を高価買取!藤井 達吉の査定ポイントを徹底解説!

1.藤井 達吉の作品を売りたいお客様へ

藤井達吉は常に前衛的な芸術を追い求めた、当時では珍しいタイプの工芸家です。現在の工芸に繋がるその技術や技法の基礎を築いたと言っても過言ではありません。工芸の他にも図案家として活躍し、その個性的な作風は今もなお高い評価を得ています。

このページの目次

2.藤井 達吉についての解説

藤井達吉は1881年に現在の愛知県碧南市に生まれました。小学校卒業後、木綿問屋に奉公に出て、1905年には「ルイス・クラーク1000周年記念万国博覧会」にて仕事をするため渡米。そこで刺激を受けた達吉は奉公後に就職していた七宝店を退職し上京することとなります。そして工芸家として活動を始めるのです。その活動は幅広く多岐に及び、日本工芸を大衆化させ、のちの七宝制作のブームを起こしていくのです。

3.藤井 達吉の歴史

藤井達吉は日本の工芸界において多大な功績を残した稀有の工芸家です。明治・大正・昭和にかけ幅広く活動し現在の日本工芸に大きな影響をもたらしました。1912年のフュウザン会、国民美術協会の創立に携わり、他にも吾楽会など当時ではかなり前衛的なグループへ参加し芸術の垣根を超え多くの作家と交流し刺激を受けていきます。1919年には装飾美術家協会を結成、1921年には雑誌「主婦の友」で連載開始と、精力的に活動を続けます。晩年は和紙工芸へ傾倒し1964年に岡崎にて死去。享年83歳。

4.藤井 達吉の代表作

  • 富嶽
  • 作品(抽象、甍の上)
  • 牛 丑

5.藤井 達吉の作品の買取査定ポイント

藤井達吉は工芸家ですがその作品は工芸にとどまりません。図案家としても活動していたので染織の図案もまた美術作品として取引されているのです。評価のポイントとしては、やはり真作であることがまず優先されます。そして達吉の持ち味である前衛的な作風を感じられるということでしょう。また希少性がある作品は特に値が付きやすく、幅広く活動していた達吉ならではの特徴といえます。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 作家の持ち味が十分に生かされている
  • 保存状態の良しあし

6.藤井 達吉の作品の取引相場価格

藤井達吉の作品はヤフーオークションで多く取引されています。価格としては1000円程度のものから数万円といったものまで、作品によってかなりの差があります。具体的には134cm×62.5cmの掛け軸は1000円ほどでオークションに出されています。しかし同じ掛け軸でも60000円以上の値が付いているものもありますので、手元に掛け軸があるのなら一度専門家に鑑定してもらうのもいいでしょう。平均的には標準的な掛け軸で20000円から30000円ほどで出品されています。

7.藤井 達吉の作品の買取についてのまとめ

藤井達吉は今で言うところのファンキーな面を持った工芸家で、そこに惹かれるファンは今も多く、作品も人気が高い状態が続いています。前衛的で好奇心の強かった達吉の独特な世界観は時代を超えても決して色褪せることなく、見る者を刺激してくれるのです。