藤原 行成(ふじわらの ゆきなり)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.藤原 行成の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

藤原行成は、平安時代中期の公卿です。また能書家として、小野道風・藤原佐理とともに、三蹟の一人に数えられています。行成の書風は道風や佐理よりも和様化がさらに進んだ優雅なものであり、行成の書は「権蹟(ごんせき)と称されています。和様書道の確立に尽力した行成は、世尊寺流の宗家として、また上代様(じょうだいよう)の完成者としても高く評価されています。

このページの目次

2.藤原 行成の掛け軸作品についての概要

藤原行成は貫禄のある艶麗な道風の書風と、日本的な感覚と鋭敏さを加えた佐理の書風の両者の長所をうまく生かし、かつ均整のとれた温和な書風として漢字の和様化を完成させました。行成を初代とする世尊寺家の書風は後に世尊寺流と称され、日本の書流の始まりとなりました。

3.藤原 行成の掛け軸作品の歴史や情報

藤原行成は972年に、右少将・藤原義孝の長男として生まれました。父と祖父を相次いで亡くしたため、外祖父・源保光の庇護を受けて成長しました。行成の書の実力は当時の実力者であった藤原道長からも認められ、行成が『往生要集』を道長から借用した際に「原本は差し上げるので、あなたが写本したものを戴けないか」と言われたという逸話が残っています。

4.藤原 行成の掛け軸作品の代表作一覧

  • 権記
  • 新撰年中行事
  • 白氏詩巻
  • 本能寺切
  • 後嵯峨院本白氏詩巻

5.藤原 行成の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

藤原行成は和様の書を大成させた人として、また平安から鎌倉時代に流行する書流・世尊寺流の祖としても尊敬されてきました。市場価値が高い一方、藤原行成の作品には贋作も多く出回っており、真作であるかどうかが高額査定の大きなポイントとなっています。鑑定書や証明書などがあれば高値が付く可能性が高まるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 真作(本物)かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 掛け軸の素材の質、種類

6.藤原 行成の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

藤原行成の作品が市場に出回ることは、現在においてはほとんどありません。そのため実際の買取相場価格は残念ながら不明となっています。取引相場価格は、保存状態や作品の種類によって大きく変わります。鑑定書や烙印などから藤原行成の真作であることが証明できれば、高値で取引される可能性があります。

7.藤原 行成の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

日本の書の歴史にとって、とても重要な人物である藤原行成。作品は東京国立博物館蔵の『白氏詩巻』、正木美術館蔵の『後嵯峨院本白氏詩巻』など国宝に指定されている作品も多いです。市場に出回る作品は非常に少ないため、真作であることが立証できれば高値で取引される可能性がありますので、もし作品をお持ちでしたら一度査定に出されることをお勧めいたします。