福田 眉仙(ふくだ びせん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.福田 眉仙の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
福田眉仙は明治から昭和にかけての南画家で、新南画とも言われる画風を開拓した人物です。幼少の頃から絵に優れていた福田眉仙は師の岡倉天心から南画の復興を託され、3年にも渡るスケッチ旅行を中国にて行いました。その際に見た峨眉山に感銘を受け、号を眉山としたとされています。
このページの目次
2.掛け軸作家「福田 眉仙」についての概要
福田眉仙の画風は、南画(文人画)を基調とするものですが、その根底にあるのは写実主義です。画題によって一番ふさわしい画風を採用する福田眉仙の画風は、当時としてはそれまでにない新しい技術であり、「新南画風」として現在の美術史に大きな足跡を残しました。
3.掛け軸作家「福田 眉仙」の生い立ちや歴史
福田眉仙は明治8年となる1875年、現在の相生市である兵庫県矢野町瓜生に生まれました。幼少から絵を能くしていたとされ、森光専寺には福田眉仙13歳頃の絵も残されています。京都の久保田米僊で絵を学んだのち、東京美術学校にて橋本雅邦に画技を学んだ福田眉仙はその校長であった岡倉天心から強い影響を受け、南画の復興を目指すようになります。その後中国大陸を3年におよび旅行し、のちの「新南画風」の礎を築きました。1963年、福田眉仙が88歳の時に亡くなっています。
4.福田 眉仙の掛け軸作品の代表作一覧
- 支那三十図巻(1919年)
- 富士五湖図(1936年)
- 中国三十図巻(1958年)
5.福田 眉仙の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
日本南画壇における福田眉仙の功績は目覚ましいものがあり、その価値は現在でも高く評価されています。高額査定には本人の作品であることが第一の条件となりますが、作品の時期や、保存状態が良好であることもポイントとなるでしょう。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 作者の署名・落款(らっかん)があるか
- 福田眉仙本人の作であるかどうか(証明書・鑑定書があればお持ちください)
- 保存状態は良好か(シワ・カケなどが多くないか)
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
- 素材は何か
6.福田 眉仙の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
福田眉仙の作品は真贋不確かなものも出回っており、国内のネットオークションでは数千円から取引されています。真作を謳っているものでは、絹本に着色された支那名勝桂湖図の掛け軸が18,000円で落札されました。こちらの作品は福田眉仙の得意とする支那山水を題材としたもので、サイズは表具204cm×56cm、本紙は128cm×41cmというものでした。また、同じく真作を謳っている天橋立図の掛け軸も、20,000円で落札されています。こちらはサイズが表具198cm×49cm、本紙は116cm×35cm、共箱・二重箱共に付属しておりますが、本紙と表装にしみがあるとの条件で出品されたものでした。
7.福田 眉仙の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
『支那三十図巻』や『中国三十図巻』など、新南画でありながら多くの大作を残した福田眉仙。日本美術史の南画を語る上では欠かせない人物です。掛け軸はもちろんのこと、図巻といったセットのものであれば、作品が一式そろっていればかなりの高額査定が期待できますので、もし福田眉仙の作品をお持ちであれば、一度査定に出されてみることをお勧めいたします。
その他の掛け軸について
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