福田 太華(ふくだ たいか)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!
1.福田 太華の作品を売りたいお客様へ
福田太華は江戸後期に肥後で活躍した画家でした。元寇における竹崎季長の活躍を描いた『蒙古襲来絵詞』を模写したことで知られる人物です。「肥後土佐派の祖」と称されるだけに、高価買取も期待できる人物といえましょう。
このページの目次
2.福田 太華についての解説
肥後土佐派の祖とされた福田太華(1796年~1854年)は、もともと絵師ではありませんでした。熊本藩に馬医として仕えていましたが、故実に通じ、『蒙古襲来絵詞』のほか、『犬追物絵巻』『後三年合戦絵巻』などを模写したことで絵師としての名を知らしめました。漢画と土佐派を合わせたその画風は南画とともに明治期にまで引き継がれ、熊本画壇に大きな流れを作り出したとされています。
3.福田 太華の歴史
福田太華は寛政8(1796)年、現在の熊本市に生まれました。名は川象、字は収蔵、子壽、通称は儀右衛門、別号に無量、観山、湘雨などがあります。熊本藩に仕えた再春館医学監・村井蕉雪に医学を学び、馬医として藩に仕官していましたが、故実学や画を得意とし、弓馬刀槍、火術、兵法などの武芸にも秀で、さらに天文地理、国学、和歌などにも通じる多才な人物であったとされています。画業では門人に淵上誠方や淵上武貫らがいました。嘉永7年、59歳で没しています。
4.福田 太華の代表作
- 孔雀図(1840年)
- 釈迦三尊像(1841年)
- 梅椿に孔雀図(1843年)
- 円通大士像
- 月次四季花鳥図
5.福田 太華の作品の買取査定ポイント
査定の重要なポイントは福田太華の作であることを証明できるかどうかです。箱書や書付の類、また確かな署名や落款があることが重要です。また、状態やサイズ、仕立てによっても大きく査定金額が変動いたしますので、ご留意ください。
代表的な査定ポイント- 何が描かれているか
- 福田太華の署名・落款があるか
- 状態は良好か
- 箱書や書付などがあるか
- 付属品の欠けはないか
- どれくらいの大きさか
6.福田 太華の作品の取引相場価格
福田太華の作品は、ネットオークションで50,000円で落札された例がありました。絹本水墨淡彩の孔雀図で、サイズは掛軸全体で123cm×71.5cm、本紙が193cm×87.5cm、軸先は牛骨で、状態は「表装一部イタミあり、本紙一部シミあり」と説明された、太華48歳の作品でした。
7.福田 太華の作品の買取についてのまとめ
華麗で気品高い太華の画は当時も非常に評判が高く、門前にはその画を求めた人々が列をなしたといわれています。今も肥後地方の代表的な画家として美術市場でも需要があります。福田太華の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。