古市 金峨(ふるいち きんが)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.古市金峨の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

古市金峨は、1805年(文化2年)に備前国児島郡郷内村尾原(現在の岡山県倉敷市)に生まれた日本画家です。幼少の頃より画を好み、岡本豊彦に師事して画を学びます。和歌にも造詣が深く、各地を遊歴したと伝えられています。1880年(明治13年)に永眠、享年76歳でした。

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2.古市金峨の掛け軸作品についての概要

古市金峨は、1830年頃(天保元年頃)郷里に戻り、門人に画技を授ける傍、画房での制作活動にあたります。1846年(弘化3年)に『松鷹図』を制作し、その後1850年〜1855年頃(嘉永3年〜嘉永5年頃)までが作画期と言われています。40歳前後から四条派の画風から南画の画風を取り入れており、倉敷市蓮台寺の『蘭亭曲水図』などを手がけました。

3.古市金峨の掛け軸作品の歴史や情報

古市金峨は、1805年(文化2年)に現在の岡山県倉敷市辺りで生まれ、名は献、通称は哲蔵、金峨または藍山と号し、一時は千葉氏と称していました。実家が紺屋だった為、藍山と号し、のちに金峨と改称しました。17歳から18歳頃に京都に出向いて岡本豊彦に入門し、四条派の画法を学びます。門人の中では塩川文麟らと並び、逸材と評されました。天保期のはじめに郷里に戻り、生家で画房を構えたほか、御津郡一宮などの稽古場を作り門人に画技を授けました。

4.古市金峨の掛け軸作品の代表作一覧

  • 松鷹図
  • 竜虎
  • 蘭亭曲水図

5.古市金峨の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

高額となる条件としては、古市金峨の真作であるといえるかどうかが重要です。その他では、シミ、シワ、折れなどはないか、印や落款があるか、箱の有無は、作品のサイズはどれくらいかといったことによっても査定結果は変動します。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 古市金峨本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
  • 軸や画の素材は何でできているか

6.古市金峨の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

古市金峨の掛け軸などの作品はネットオークションなどでは真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。模写作品の『月下秋草画賛』という作品では、全体寸縦約192.5cm×横約59cm、本紙寸縦約123cm×横約47cm、「軸先が骨」、作品状態は「イタミ、シミ、折れ有りとするものが、24,750円で落札されています。

7.古市金峨の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

古市金峨は、岡本豊彦に師事して四条派に学び、中期以降は郷里に戻り後進の指導にあたりながら作画期を迎えました。中期以降は南画を取り入れ、「蘭亭曲水図」などの作品を残しています。古市金峨の作品を所有されている方は、真贋確認も兼ねて是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。