古谷 蒼韻(ふるたに そういん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.古谷 蒼韻の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

古谷蒼韻は昭和から平成にかけての書家です。日展をとおして多くの名作を世に送りだし、晩年には文化功労者にも選ばれました。間違いなく現代を代表する書の大家だけに、古谷蒼韻の掛け軸には目を見張るほどの価値があります。

このページの目次

2.掛け軸作家「古谷 蒼韻」についての概要

古谷蒼韻(本名、繁)はまぎれもなく現代書道をリードした人物です。青年期に日中のありとあらゆる古典を研究して自らの書風を確立。30歳で日展初入選を果たしたことを皮切りに、おもに日展で入選をかさね、不動の地位をえるにいたりました。書壇を代表する20人がそろって新作を発表する「現代書道20人展」にも多く出品しており、まさに重鎮と呼ばれるにふさわしい作家です。

3.掛け軸作家「古谷 蒼韻」の生い立ちや歴史

1924年京都で生まれた古谷蒼韻。若くして書に魅入られていた彼は、18歳で中野超南に師事を仰ぐも「すでにいる人に学ぶのではなく、古典を自分の感性で学びなさい」とだけ教えられます。以後蒼韻はひとり古典を研究し、自分だけの書風を会得。1954年第10回日展に「雉樺箭」で初入選、61年には「四柏」で特選を獲得し、書壇で知らぬ者のいない作家にまで登り詰めました。以後も書壇のトップを走りつづけ、2010年文化功労者に認められました。晩年においても、独学の重要性を教わった中野超南に深く感謝していたといいます。

4.古谷 蒼韻の掛け軸作品の代表作一覧

  • 雉樺箭(1954年)
  • 四柏(1961年)
  • 流灑(1981年)
  • 萬葉・秋雑歌(1985年)

5.古谷 蒼韻の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

古谷蒼韻は現代書道を代表する大家です。まぎれもない本人の真筆ならば高額査定も考えられます。掛け軸には他にも保存状態や共箱の有無など、査定に響く要素がいくつかありますので、可能なかぎりおさえることが肝要です。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 落款や為書などから古谷蒼韻の作品と判断されるか
  • 中身や表装はどんな素材でつくられているか
  • シミ・シワといった状態劣化はどの程度か
  • 付属品の種類とその有無(箱ならば素材はなにか)
  • 真筆を示す鑑定書はあるか

6.古谷 蒼韻の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

古谷蒼韻の掛け軸で状態が良いものならば、十数万円での買取も夢ではありません。「紙本、肉筆、共箱、塗外箱、象牙軸先。シミ、古色などあります。ご了解ください。」と但し書きされた、全体206.5cm×46.5cm、作品139cm×296cmの『一行』という作品には106,000円の査定がくだされました。また額装ではあるものの、全体70cm×50cmの扇型の書作品に「経年による少々のシミがあります。写真を見てお分かりになる方のご入札をお待ちしてます。」と説明したものが160,000円で取引された実績もあります。

7.古谷 蒼韻の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

現代書壇の重鎮との呼び声高い人物であり、掛け軸作家として十数万円での取引実績を多く持っています。しかし、ご紹介しました取引例では真贋が明記されていませんでした。もしプロの査定によって真筆だと断定できていれば、価格はさらに上がっていたかもしれません。古谷蒼韻は確かに独学で書を追求しました。しかし、掛け軸の査定ならばやはりプロに任せるのが安心かつ確実といえるでしょう。

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