古田 重然(ふるた しげなり)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.古田 重然の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

古田重然は古田織部という名で有名な、安土桃山時代から江戸時代前期の武将、茶人です。千利休の精神を受け継ぎながらも、茶道を豪快な大名茶「織部流」に発展させ、千利休の亡き後は「天下一」と称賛されました。古文書などその作品の人気は極めて高く、高い値がつくことも多い作家です。

このページの目次

2.掛け軸作家「古田 重然」についての概要

古田重然(1543年または1544年~1615年)は現在の岐阜県に生まれ、号は宗屋、印斎としています。千利休の7人の弟子「利休七哲」の一人であり、多くの大名に独創の工夫を凝らした茶の湯を伝授しました。また、茶器や建築、作庭などの分野で発揮した大胆で奇想天外な独創の意匠は、「織部好み」として一大ブームを巻き起こしました。

3.掛け軸作家「古田 重然」の生い立ちや歴史

古田重然は、父である古田観阿弥も茶の湯に秀でていたため、武将として生きながらも茶道の影響を強く受けていたと言われています。千利休には1582年頃から交流し、利休が没した後は武家の茶道を完成させます。さらに、「破調の美」とも言われる新奇な美的感覚でやきものの世界に「織部焼」という革新をもたらし、後世に多大な影響を与えました。関ヶ原の戦いでは徳川方に加勢し、将軍徳川秀忠にも茶道を伝授するなどしましたが、大坂夏の陣で豊臣方と情を通じたとして切腹を命じられ自害しました。

4.古田 重然の掛け軸作品の代表作一覧

  • 織部百ヶ条

5.古田 重然の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

古い時代のものになるため、経年の傷や汚れがあっても希少価値は高いと言えます。署名や花押があり真作であることが証明できる古文書となると一気に価値が高騰し、高額落札となることも多いです。また、共箱や軸先など付属品が揃っているかも査定額上乗せのポイントとなります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 署名や花押、落款があるかどうか
  • 付属品が揃っているか(箱や袋、軸先などがあると査定額の上乗せ可能です)
  • 古田重然作の証明ができるものかどうか(証明書や鑑定書があるかどうか)
  • 良い保存状態であるか(傷や汚れなどがないか)
  • 作品の素材はどのようなものか

6.古田 重然の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

肉筆の古文書で真作保証されたもの、花押などで真作である確認ができるものは高い値がつくことも多くあります。真作の掛け軸では、表具が縦約119cm、横60cm、本紙が縦約16.5cm、横50cmの消息文で、付属品として虫なめ有りの状態でしたが桐箱が残っており200,000円の高値がついています。また、縦27.5cm、横35cmの表装のされていない消息文の古文書は、傷みやシミ、虫食いのある保存状態でしたが、はっきりと花押が確認できたこともあり321,000円の高額落札に至りました。

7.古田 重然の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

古田重然は、新しい美意識を時代に導入し、絢爛豪華な桃山文化の隆盛に大きく貢献した希代の芸術家です。強烈な独創性あふれる作品は、現代にまで衝撃を与え続けています。熱烈な愛好家も多くいるため、期待を上回る高額査定なる可能性も十分あります。多少古さの目立つ作品でも、お手元に古田重然作品がありましたら、査定に出されることが最良です。

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