傅 山(ふ ざん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.傅 山の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

傅山は、明朝が滅んだ後も征服民族たる清に屈せず、自らの激しい魂を書画という芸術に表出させ、凄みさえ感じさせる多くの作品を創造しました。狂おしいまでの情念が筆に憑依したとも言える長条幅の連綿草は、現在までも大きな衝撃を与え続ける傑作です。作品の価値は非常に高く、高値がつくことも多くあります。

このページの目次

2.掛け軸作家「傅 山」についての概要

傅山は、その優れた才能を清のために使うことを拒否し、芸術の思索と創作に生きました。対象への鋭い視点が投影された山水画や墨竹画は深い精神性を感じさせ、隷書、篆刻にも優れ、趙執信に本朝第一と称賛されました。技巧が陥る故意や体裁をよしとせず、やみくもに制作することを自ら戒めたため、その筆は一字千金と崇められています。

3.掛け軸作家「傅 山」の生い立ちや歴史

傅 山は1607年、山西省の代々続く学者の家系にに生まれました。字は青竹、青主で、号は嗇廬、朱衣道人など多くありました。文字は一度目にしただけで暗唱できたといった驚異の才能を持ち、少年期から博識で名を馳せました。明朝が滅んだ後は、道士の姿で諸国をさすらい、医術で生活の糧を得ながら書画の探求の道に入ります。1679年には、70を超える歳で清朝から任官の要請を受けましたが応じることはせず、病のためとして辞しています。生涯かけて自分の信念を貫き、1684年、その人生の幕を下ろしました。

4.傅 山の掛け軸作品の代表作一覧

  • 断崖飛帆図
  • 雲山寂莫図
  • 山水花卉冊
  • 草書五言律詩軸
  • 草書五言絶句四首四屛

5.傅 山の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

非常に名高い大家のため、作品全集など出版物も珍重されています。肉筆の作品は、署名や落款、保存状態や付属品の有無などの条件はありますが、おおむね高い値がつくことが多く、尺の大きなもの、完成度の高い作品などは一気に高額落札となることもあります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作品の尺はどうか
  • 作者のサイン(落款)があるかどうか
  • 保存状態は良好か(傷やシミ、カビなど汚れがないか)
  • 付属品が保管されているか(箱・袋・軸など)
  • 画題や作家の個性の表現など作品の完成度はどうか
  • 作者本人の作品であるか(証明書や鑑定書があとなお良し)

6.傅 山の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

作家の個性が豊かに表現されている肉筆の山水画や書は高い値がつくことも多くあり、作品の大きさや完成度によって、さらに高値となることもあります。肉筆の書の掛け軸では、装丁があり、作家の真作と想定される落款があり、そして、筆が回転を繰り返ししながら下へと下へと続いていく作家の特徴の筆跡が素晴らしい名品だったため、286,000円の高額落札に至っています。普遍的なその評価は揺ぎなく、常に作品の出品が待望されている作家です。古さの気になる作品であっても思わぬ値がつくこともありますので、お手元に作品がありましたら、ぜひ査定に出されることをおすすめいたします。

7.傅 山の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

栄達や大成など人生と芸術に関わる現世での欲望から常に自分を律し続けた傅山の作品は、葛藤や悔恨、鬱憤といった情念が山水や書に宿り、自ら発光しているとさえ感じさせます。その光は決して単純なものではなく、深海の光のような複雑さに満ちており、時代を超えて例えようもなく深い感慨を見る者に与え続けています。

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