呉春(ごしゅん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.呉春の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

呉春は四条派の始祖と呼ばれる江戸時代中期の絵師です。初期には漢画を描き、写生画へと転換していきます。この変換により叙情性と写実的な美が融合した作品が多く、国の重要指定文化財と認定されるほど評価が高いです。数多くの作品を残している呉春を愛する方は多く、人気の高い絵師となっていますので、高額査定が期待できます。

このページの目次

2.掛け軸作家「呉春」についての概要

呉春は江戸時代中期の絵師で、四条派の始祖と呼ばれる人物です。初期には漢画を描き、1778年には写生画へと転換します。その画風は作成された年代により異なる点も多いです。また呉春という号だけではなく、月渓、可転、孫石など幾つもの号を用いて、それぞれ画風の異なる画を作成していました。なかでも初期の画号である松村月渓は多くの方に知られている名です。呉春は画以外にも俳諧、書や篆刻、謡曲に横笛、蹴鞠も堪能で、与謝蕪村からも器用な子との評価を受けています。代表作である柳鷺群禽図屏風は国の需要文化財に指定されており、写実的な美と叙情性ある作品は多くの方に愛されています。

3.掛け軸作家「呉春」の生い立ちや歴史

呉春は1752年に京都に生まれました。本名は松村豊正と言います。江戸時代中期の絵師で、絵を描き始めた時期は分かっていませんが、1770年に大西酔月の門を叩いています。初期は漢画を描いていましたが、1788年に写生画へ転換し、生涯を通してより優れた技術を身に着けるため作風が作成時期により異なります。のちに四条派と呼ばれる呉春の画風は京都の画の再変と評価を受けています。晩年は健康に優れず大作の依頼を断ることも多く、1811年に自宅で惜しまれつつもなくなりました。四条派の画家により金閣寺にある墓隣に埋葬されています。

4.呉春の掛け軸作品の代表作一覧

  • 柳鷺群禽図屏風
  • 白梅図屏風
  • 柳陰帰漁図(1783年)

5.呉春の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

国の重要文化財に指定されている作品も多い呉春は贋作も多いため注意が必要です。人気テレビ鑑定番組内でも、贋作が登場することがあるほどです。そのため呉春の真作であるかが非常に重要になります。保証書または鑑定書があると良いでしょう。また呉春の作品は描かれた年代により相場価格が大きく異なりますので、しっかりと描かれた年代が分かると良いです。

  • 呉春の真作であるかどうか(保証書や鑑定書があると良い)
  • 呉春の署名はあるか
  • 保存状態は良好か否か
  • 制作年が分かるものがあるかどうか

6.呉春の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

呉春の作品は若い時に描かれた作品に高値が付く傾向にあります。特に与謝蕪村風の作品の評価が高く、晩年に近づくにつれて相場価格は低くなる傾向にあります。これは呉春は晩年健康が優れず大作を描いていないことも関係しています。呉春の真作の晩年描いた掛け軸の場合人気テレビ鑑定番組で40万円、中期の作品では130万円高値が付いたこともあります。ネットオークションでも高松公祐との合作した作品に34万円の落札価格がつけられています。軸寸は112cm×43cm、作品は30cm×40cm、経年によるシワやヤケなどが見受けられますが、それでも高額な値段がつけられています。呉春は人気も高いため贋作が多い傾向にありますが、真作であれば希少価値も含めて高額な査定結果が期待できるでしょう。

7.呉春の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

呉春は代表作が国の重要指定文化財になるほどの有名な画家です。画風が変わりながらも数多くの作品を生み出してきた呉春は、特に初期作品の評価が高くなっています。四条派の始祖とも呼ばれ日本画界に大きな影響を与えた作家のため、真作であれば高価買取が期待できます。

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