潘 天寿(はん てんじゅ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.潘 天寿の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

潘天寿は、極めて独創的な傑作の数々を通して中国絵画の真価を世界に発信し、呉昌硕らとともに中国の四大大家と謳われた画家、美術教育家です。型破りな構図と強く太い筆墨が紡ぐ山水画、花鳥画は高い評価を得ており、高額査定となる可能性も十分ある作家です。

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2.掛け軸作家「潘 天寿」についての概要

その生涯に教えを受けた作家はいず、独自の画法の確立に挑み続けた潘天寿の師匠は、徐渭、石涛、八大山人など清代の大家たちでした。伝統を学びそして超えることで現代における中国絵画の確固たる地位を築くことを使命に、人生を賭けたとも言えるでしょう。後進の育成にも熱心で、『中国絵画史』など多くの著作も上梓しています。

3.掛け軸作家「潘 天寿」の生い立ちや歴史

潘天寿は1897年、中国浙江省に生まれました。字は大颐、阿寿で、雷婆头峰寿者と号しました。幼少期に書画の篆刻を独学で習得するなど優れた才能を持っていた潘天寿は、小説の挿絵の模写や書の透写しなどに没頭する少年時代を送ります。1920年に浙江省立第一師範学校を卒業した後は、教鞭を取りながら自身の画風の探求に取り組みました。1929年には日本で美術教育を勉強しています。その後、国立芸術専門学校校長、中国美術家協会副主席などで活躍し、中国画壇に多大な影響を与えました。1971年、享年74歳で逝去しました。

4.潘 天寿の掛け軸作品の代表作一覧

  • 中国絵画史(1926年)
  • 露气(1958年)
  • 雨后千山铁铸成(1961年)
  • 雁荡山花(1963年)

5.潘 天寿の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

現代中国屈指の人気作家であり、市場での取引は活発です。肉筆の作品はおおむね高い値がつくことも多く、真作や肉筆保証された作品で画題や構図に作家の作例があまりないものなどは希少価値がさらに上がり、期待を上回る高額査定となることもあります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作者の署名(落款)があるかどうか
  • 画題や構図など作品として希少価値のあるものかどうか
  • 潘天寿本人の作品であるか(証明書や鑑定書があるか)
  • 保存状態は良いか(傷、シミ、カビなどがないか)
  • 付属品が残っているか(共箱・袋・紐など)
  • 作品の完成度はどうか(作家の個性の表現など)

6.潘 天寿の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

真作、肉筆の作品では、より作家の個性の際立つ作例の少ない作品の評価はさらに高まり、『松鶴図』という縦132cm、横42cmの肉筆の掛け軸は、ほつれなどがややある状態でしたが、署名、落款があり、大胆な構図と作家の豪胆な筆致が冴える逸品で、装丁、付属品も整っていたため、216,000円で落札されました。また、版画作品でも個性際立つものは思わぬ高値がつくこともあり、縦206cm、横42cmの花鳥図の掛け軸が、水印版画ながら302,011円の高額落札となっています。作品を求める愛好家の熱は極めて高いと言えます。お手元に潘天寿作品がある場合は、一度査定に出されることをおすすめいたします。

7.潘 天寿の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

伝統という難題に独創の画風という鮮やかな答えを出してみせた潘天寿の作品は、書、画、印一体の境地とも言われます。唯一無二の中国美術の素晴らしさを、美術教育の分野でも後進に伝え続けました。作家の伝統と独創の信念は、現在の作家たちに脈々と受け継がれているのです。

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