原 在正(はら ざいせい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.原 在正の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
原在正は江戸後期の画家です。画を父・原在中に学び、その技巧は父以上と評されました。画風は土佐派の細密な色彩や同時代の応挙の写実的表現を取り入れた原派を受け継ぎ、繊細かつ正確な描線と美麗な彩色をほどこした花鳥・動物画を得意としました。
このページの目次
2.掛け軸作家「原 在正」についての概要
原在正といえば、『睡猫図』(大阪市立美術館の田万コレクション)が有名でしょう。この画はレンゲ草のかたわらで気持ちよさげに眠る猫を、非常に緻密に細かな描写で、毛筋の一本一本まで丁寧に描いたものです。在正は父・在中をしのぐほどの筆技を持つと高い評価を得ていました。しかし惜しむらく33歳の若さで亡くなったため、現在確認されている作品はわずか15点ほどにすぎないそうです。
3.掛け軸作家「原 在正」の生い立ちや歴史
原在正(1777年頃~1810年)は江戸後期に京都画壇に一派を興した原在中の長男として京都に生まれました。名は致道、字は子栄です。在中の4人の子はいずれも絵師の道に進みましたが、なかでも在正は早熟で画技に優れ、将来を嘱望されていました。しかし文化2年に何らかの理由で父に勘当され、次男の在明が原家を継いでいます。在正は三海姓を称し、東堀川通下立売に居住しましたが、文化7年、33歳の若さで没しました。
4.原 在正の掛け軸作品の代表作一覧
- 睡猫図
- 孔雀牡丹図
5.原 在正の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
高額査定となる一番のポイントは真作であるかどうかですが、原在正は作例が少ないため真贋を見極めるのが難しい作家の一人です。真作を保証する確かな由来などがあると査定価格は高くなるでしょう。また、作品のサイズや仕立て、画題、状態なども査定の評価に大きく関わってきます。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 確かな由来があるか
- 原在正の署名・落款があるか
- どのような仕立てか
- 画題はなにか
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
- 保存状態は良好か
6.原 在正の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
原在正の作品はネットオークションなどで、真贋不確かなものでも56,000円の値が付いた例がありました。作品は在中・在正・在明の合作の絹本着色の掛軸作品で、画題は『双鶴雛図』、サイズは掛軸全体で199cm×70.5cm、本紙は112cm×56.5cm、軸先は木製で、二重箱入り、状態は「シミ、折れ有り、箱破損」と記されていました。
7.原 在正の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
近年、京都市の重要文化財「旧三井家下鴨別邸」で、原在正の杉戸絵2枚が見つかりました。「在正の作品は少ないだけに貴重な発見」と研究者の間でもおおいに注目を集めています。もし原在正の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出してみることをお勧めいたします。
その他の掛け軸について
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