原 在照 (はら ざいしょう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 原 在照の作品を売りたいお客様へ

京都原派の三代目の在照は在明の娘婿として迎えらえれのちに正六位上・近江介内匠小允に任じられた人物です。常御殿修復と孝明天皇即位に伴う屏風制作なども担い、有職故実に詳しいとされる原家にあり特に在照の事態には有職の調査や儀礼など記録する仕事も多かったといわれています。

このページの目次

2. 原 在照についての解説

常御殿修復と孝明天皇即位に伴う屏風制作を行うとき在照は非常に多忙だったために常御殿修復だけしたいとお願いしましたが、原在中から続く御用をはぜ今回提出できないのかと問われ出願したといわれます。原家は有職故実にたけている家計だったため研究に時間をかけることも多く在照は世に出す作品をほとんど描けずにいたとされています。何とか努力し即位御用を送れながらも提出したことで円山家と同等の存在となったのです。

3. 原 在照の歴史

原在照は山科家の雑掌である小林家の出身です。京都原家の在明の実子である在兼が地下官人馬寮大島家を継いだことで在明の娘である幸の婿養子となりました。義父在明の活躍により天保8年には正六位下・内舎人、近江介となりその後正六位上、内匠少允となりました。有職故実に詳しく研究を継続してきた原家の中で、在照も有職の調査や儀礼の記録などを行っていたため御用画以外ほとんど書くことがなかった在照の作品は世に流れることがなく非常に希少といえます。

4. 原 在照の代表作

  • 花鳥図(1847年)
  • 梅に蘭陵図・桜に納曽利図(1847年)
  • 岳陽楼図(1855年)
  • 鶏図屏風(1855年)

5. 原 在照の作品の買取査定ポイント

掛け軸は特に古美術品となるため保存状態の良しあしが買取査定のポイントとなります。掛け軸が劣化しないように紫外線にあてないことはもちろんですが、なるべく虫やカビなどがつかないように湿気が少ない場所に置くことが求められます。また箱があるようなら古くても傷があっても捨てずにとっておくことが重要です。箱があるかないかによって査定に大きく響きます。

代表的な査定ポイント
  • 保存状態がいいか
  • 虫・カビなどがついていないか
  • 箱があるか

6. 原 在照の作品の取引相場価格

原在照の作品は世に出る作品が少ないため買取市場にも少なく、状態がいいものであれば高い取引になる可能性があります。義家公武者絵は義家公が意気揚々と黒馬に乗っている姿が描かれています。弓矢を持った武者姿が美しい作品です。全体にシミや汚れ、やけなどがありますが表装は比較的きれいな状態といえます。大きさは全体の寸法が180㎝・53㎝、絹本の寸法が103㎝・40㎝となっています。原在照の作品、取引相場価格16,000円から38,000円くらいです。シミや汚れなどが少なく状態がよければさらに買取価格が高くなる可能性もあります。

7. 原 在照の作品の買取についてのまとめ

原家は世に出る作品を描くというよりも御用画を主に書いてきた系統です。原在照も原家に入ったことで御用画を描くことと、有職故実に時間を割くことが多く世に出る一般的な作品は少ないです。状態がいい作品も少ないので状態がよく合箱があるなど条件を満たすことで高い買取になる可能性も秘めています。