橋本 雪蕉(はしもと せっしょう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.橋本 雪蕉の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

橋本雪蕉は江戸後期から明治時代に活躍した花巻出身の画家です。淡彩の山水画を得意とし、気品と深みに満ちた画を描きました。小野寺周徳、八重樫豊沢と並び「花巻三画人」と称された画人ですので、買取価格にも期待ができるでしょう。

このページの目次

2.掛け軸作家「橋本 雪蕉」の概要

橋本雪蕉(1802年~1877年)は八戸の橋本家にその画才が認められ、同家の援助により江戸、京都などで画の研鑽に励みました。鎌倉の建長寺には滞在年数が14年に及び、禅の修行をする傍ら、寺に残る雪舟などの絵を模写し、その画法を学んだといわれます。山水画に秀で、花鳥・人物画においても独自の世界を創出しました。軟らかな線と、静かで深みのある淡い色彩が特徴とされます。

3.掛け軸作家「橋本 雪蕉」の生い立ちや歴史

橋本雪蕉は享和2(1802)年、岩手県花巻市に呉服商・釜津田藤右衛門の四男として生まれました。本姓は釜津田、名は素淳、字は孟素。文政6(1823)年八戸の河内屋3代目橋本八右衛門昭方に見出され養子となっています。はじめは花巻の絵師・八重樫豊沢に画を学びましたが、上京して谷文晁に、さらに京都の浦上春琴の元で修行を積んだのち、江戸で画楼を構えました。明治維新の混乱を逃れ、明治3(1870)年に八戸に帰郷。以後は八戸に在住しました。明治10(1877)年没、76歳でした。

4.橋本 雪蕉の掛け軸作品の代表作一覧

  • 四季山水図(1871年)
  • 名花十二客図(1876年)
  • 夏山飛瀑図
  • 竹林閑居

5.橋本 雪蕉の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

査定においての重要なポイントは作品の真贋にあります。作品に共箱や箱書が付いていたり、由来などがあれば査定額も高くなるでしょう。そのほかにもサイズや状態、描かれている内容なども評価に大きく影響してきます。落款の号も時代を判定する大きな判断材料になります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 箱書や極書などがあるか
  • 橋本雪蕉の落款や印があるか
  • 保存状態は良好か
  • 画題はなにか
  • 付属品の欠けはないか
  • 大きさはどれくらいか

6.橋本 雪蕉の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

橋本雪蕉の作品はネットオークションで真贋不確かなものでも93,000円の値で落札されていました。絹本水墨の蕉門十哲俳句画賛もので、サイズは掛け軸全体が148cm×52cm、本紙が90cm×43cm、状態は「シミ、少しイタミ、折れ有り」と説明されていました。「雪蕉」という号は、私淑する雪舟と俳人・松尾芭蕉にちなんで名付けられたと伝わっています。

7.橋本 雪蕉の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

橋本雪蕉の作品(『夏山飛瀑図』等)は明治天皇東北御巡幸において天覧に供されています。「花巻三画人」と称された郷土に名高い画人であるだけに、作品は高価買取が期待できるでしょう。もし橋本雪蕉の作品をお持ちでしたら、一度査定に出してみることをお勧めいたします。