秦 星池(はた せいち)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.秦 星池の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

秦星池は江戸後期に活動した書家です。名は其馨、字は子馨、別号に菊如斎があります。初唐の書家・孫過庭の書風を模す一方で長崎では清国人の胡兆新からも書法を学びました。楷書、行書にも巧みなことで知られています。掛け軸は真筆のものはあまり市場に出ていません。模写のものは数千円、真筆は合作のものが100,000円程度で取引されています。

このページの目次

2.掛け軸作家「秦 星池」についての概要

秦星池は江戸後期に活動した書家で初唐の書家、孫過庭や清の書家、胡兆新の書を学びました。法帖では『清風帖』などを、著作では『和漢対照書札』を残しています。楷書と行書の両方に優れていました。子の秦星塢も書家として知られています。有名な書家ということで市場に出回っている掛け軸は模写のものが多い傾向にあります。

3.掛け軸作家「秦 星池」の生い立ちや歴史

秦星池は江戸に生まれ、書家として名は其馨で字は子馨、別号に菊如斎を名乗りました。はじめ松会平陵に師事し書を学びます。その後、初唐の書家孫過庭を摸しました。長崎を訪れた際、書家の市河米庵に中国人の書を学ぶように勧められたことがきっかけで医師として訪日していた清国人、胡兆新からも書法を学びました。星池の号は胡兆新が用いていた号を受け継いだものです。1823年に61歳で没しました。子の秦星塢も書家として活躍しましています。

4.秦 星池の掛け軸作品の代表作一覧

  • 鹿図画賛(谷文晁との合作)
  • 鹿画賛
  • 竹雀画賛(谷文晁、大田蜀山人らとの合作)

5.秦 星池の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

秦星池は模写の作品が多く出回っている傾向が強いので、真筆のものは高値の査定となる可能性が大きいといえます。また、著名な絵師との合作で掛け軸を手掛けている事例もあり、その際は合作者が誰であるかも査定時のポイントになります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 秦星池の真筆か(鑑定書などはあるか)
  • 合作の場合は合作者は誰か
  • 署名や落款はあるか
  • 箱等の付属品はそろっているか
  • 作品の状態はどうか(目立つ汚れや破損はないか)

6.秦 星池の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

秦星池は書家として人気があり、オークションには模写の作品が多く出品されています。秦星池と谷文晁、大田蜀山人た8人による合作『竹雀画賛』の模写(サイズ183cm×40cm)には8,900円の値段がついています。また、著名な絵師・谷文晁との合作である『鹿図画賛』(サイズ172cm×41.7cm)という作品は秦星池と谷文晁の真筆保証されている作品で、101,000円で落札されていました。

7.秦 星池の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

中国の書を学び、楷書や行書にも優れていた秦星池。人気の書家であることから模写が多く出品されていますが、模写のお品でも数千円の値段がついています。また、有名な画家との合作した掛け軸作品は真筆だと100,000程度の値段がつく可能性がありますので、お手元に秦星池の掛け軸がある方はぜひお問い合わせください。