八田 高容(はった こうよう)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.八田 高容の作品を売りたいお客様へ

八田高容は明治から昭和初期に活動した日本画家です。写生に基づいた花鳥・山水画を得意とし、竹内栖鳳の門下にあって西村五雲、西山翠嶂と共に三羽烏と称されました。特に人気の高い画題であれば、より高価買取が望めるでしょう。

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2.八田 高容についての解説

八田高容(1882年~1944年)は14歳で竹内栖鳳が主宰する竹杖会に入門し、その門下で画を修練しました。上村松園の回顧録『写生帖の思ひ出』には、若き日の高容が栖鳳に従して近郊を写生旅行した様子が記されています。明治期末頃までは青翠の号で制作していたようですが、のちに高容としました。

3.八田 高容の歴史

八田高容は明治15(1882)年に京都に生まれました。通称は竹次郎、初号は青翠、また浅深紅白處と称しました。初めは中島有章に手ほどきを受けたのち、竹内栖鳳に師事して四条派を修得します。明治40(1907)年第1回文展に入選を果たして以降、大正8(1919)年から始まる帝展にも入選を重ねました。昭和4(1929)年には帝展推薦となっています。昭和19(1944)年没、63歳でした。

4.八田 高容の代表作

  • 森鵑図(1906年)
  • 夏の小川(1908年)
  • 長城残照(1930年)
  • 海魚(1942年)

5.八田 高容の作品の買取査定ポイント

査定において重要なポイントは八田高容の作であることを証明できるかどうかです。鑑定書や証明書の類、または確かな署名や落款があることが重要です。また、状態やサイズ、仕立てによっても大きく査定価格が変動いたしますのでご留意ください。

代表的な査定ポイント
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 八田高容の署名・落款があるか
  • 保存状態は良好か
  • 鑑定証や書付などがあるか
  • 画題は何か
  • どのぐらいのサイズか
  • 出品歴などはないか

6.八田 高容の作品の取引相場価格

八田高容の作品はネットオークションにおいて真贋不確かなものでも26,000円で落札された例がありました。絹本着色の掛軸作品で、画題は『新竹図』、サイズは掛軸全体が202cm×56cm、本紙が135cm×42cm、共箱付、象牙軸で、状態は「シミ有り」と記されていました。

7.八田 高容の作品の買取についてのまとめ

栖鳳門下の三羽烏と謳われた八田高容。その温雅な画は多くに好まれ、床掛けに重宝される作品となっています。八田高容の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。