服部 南郭(はっとり なんかく)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.服部 南郭の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

服部南郭は、江戸時代中期の日本の儒者・漢詩人・画家です。温厚な人柄と、詩人的天分の豊かさによって文芸の士の敬慕を集め、経学の太宰春台と並んで荻生徂徠門下の双璧と称されました。また日本文人画の先覚者の一人とされるだけに、買取価格に期待ができると思われます。

このページの目次

2.服部 南郭の掛け軸作品についての概要

服部南郭(1683年~1759年)は漢詩文の才で名が知られていますが、画にも優れ、山水・人物画を得意としました。雪舟、周文、狩野元信に私淑し、『八種画譜』などの模写を通じて独学で画業を学んでいます。文学や芸術に遊び、政治的現実から距離を置く生き方は、江戸中期の知識層に憧れをもって受け入れられ、祇園南海、柳沢淇園らとともに文人意識の確立者とされています。

3.服部 南郭の掛け軸作品の歴史や情報

服部南郭は天和3(1683)年、京都の裕福な商人・服部元矩の次男として生まれました。名は元喬、通称は幸八、後に小右衛門、字は子遷、別号に芙蕖館、芙蓉館、画号は周雪、観翁などのほか、中国風に服南郭、服元喬、服子遷と名乗ることもありました。幼少時より和歌を嗜み、若くして上京。5代将軍徳川綱吉の寵臣・柳沢吉保に歌人として抱えられ、のち荻生徂徠の門下に加わりますが、しだいに漢詩文へと傾倒。『唐詩選』等を校訂出版して詩文普及に尽力しました。享保3年柳沢家を退き、家塾「芙蕖館」を開いて多くの門人を輩出。自由な境涯で詩作にふける生涯を送りました。宝暦9年没、77歳でした。

4.服部 南郭の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

服部南郭の作品の査定にあたって重要なポイントは真作であるかどうかです。署名や落款印のほかに、真作を保証する箱書きや鑑定書などの書付があると査定価格は高くなります。またサイズや仕立て、保存状態などによっても大きく評価が変わります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • どのような仕立てか
  • 服部南郭の署名・落款印があるか
  • 作品は書か画か
  • 保存状態は良好か
  • 付属品の欠けはないか

5.服部 南郭の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

服部南郭の作品は真贋不確かなものでもネットオークションで28,500円の値が付いた例がございました。七言絶句二詩八行の漢詩文で、仕立ては紙本横幅、サイズは116.5cm×44cm、本紙が29.5cm×42cm、状態は「本紙、表具にイタミ、シミ、折れ、表具に虫食い穴、浮き有り、軸先にイタミ有り」と説明されていました。

6.服部 南郭の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

服部南郭の生き方は現実を離れて芸術・趣味の世界に遊ぼうとする、いわゆる文人意識の典型をなすもので、日本文人の源流として位置づけられています。もし、服部南郭の作品をお持ちでしたら、ぜひご連絡くださいますようお願いいたします。