何 紹基(か しょうき)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.何 紹基の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

何紹基は清の詩人・学者・能書家です。書は顔真卿を基礎として、篆書と隷書の風格を併せもった書風を確立しました。歴代の書の大家とは異なる美意識のもとに培われた何紹基の書は、後世にきわめて大きな影響を与えました。何紹基の特異な筆法を「懸臂廻腕」と呼び、現代の書道界でも高く評価されています。

このページの目次

2.掛け軸作家「何 紹基」についての概要

何紹基(1799年〜1873年)は湖南省道州出身、父は戸部尚書を務めた何凌漢です。字は子貞、号は東洲、晩号は蝯叟。若い時に阮元・程恩沢の門下生となりました。1836年に進士となり、翰林院編修や文淵閣校理などの職を歴任しました。1852年に四川学政となったものの、誹謗を受けたのち官界を去りました。

3.掛け軸作家「何 紹基」の生い立ちや歴史

何紹基の書法観の出発点となったのが阮元(げんげん)の『南北書派論』でした。書体の古典を幅広く取り入れた上で自己の書風を展開しました。何紹基は日本の近代書道にも大きな影響を与えた人物で、資料・教本として役立つ作品を多数残しています。

4.何 紹基の掛け軸作品の代表作一覧

  • 東洲草堂文鈔
  • 東洲草堂詩鈔
  • 惜道味斎経説

5.何 紹基の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

掛け軸の買取は、鑑定が難しいため知識や情報がないと損をしてしまう可能性があります。何紹基の作品も例外ではありません。まちがいなく何紹基の作品であることが証明できると高い買取が期待できます。さらに、ギズやしみがない状態であればプラス査定が期待できるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 真贋(本物)かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 掛け軸の素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.何 紹基の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

2011年の中国国内のオークションで、何紹基の巻物が258万元(約4千万円)にて落札されました。書道史上において人気の高い書家であるため、何紹基の取引相場価格は3万〜5万円で、さらに近年上昇傾向にあります。独特の品格を感じることができる何紹基の作品は模写や複製品であっても需要があります。

7.何 紹基の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

何紹基は顔法を基礎として、多彩な書風を展開しました。独特の書風を通じて、穏やかさの中にも激しさがあり、内に秘めた強い信念を表現しました。人間性と書が結び付けられた個性的な書風や作品は現在まで尊ばれています。何紹基は行草作品だけでなく、詩稿や小楷などの細字や古典臨書まで多くの作品を生み出しました。何紹基の真作の肉筆作品をお持ちでしたら一度査定に出されてみることをお勧めします。

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