比田井 小琴(ひだい しょうきん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.比田井 小琴の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
比田井小琴は、大正時代から昭和初期の日本書壇に一石を投じた女性かな書道の大家です。「現代書道の父」と称される書家、比田井天来の妻として夫を支えながら、柔らかで情趣あふれた書風を拓きました。後世の書家に与えた影響も大きく、作品は思わぬ高値がつく可能性もあります。
このページの目次
2.掛け軸作家「比田井 小琴」についての概要
比田井小琴(1885年~1948年)は東京、日本橋の出身で、旧姓は田中元子といいます。15歳で書の道を志し、17歳で比田井天来と結婚後は夫、天来の指導により和漢の法帖を学び、独自の書風を確立しました。また、鎌倉高等女学校、東京美術学校で教鞭を取り、後進の育成にも熱心に励みました。
3.掛け軸作家「比田井 小琴」の生い立ちや歴史
比田井小琴は、14歳の時に阪正臣につき、和歌、国文、書道に没頭します。比田井天来と結婚した後は、1910年頃から鎌倉高等女学校の習字科教授の職に就き、1923年まで勤めました。1932年には文部省教科書編纂委員となり、高等小学校書き方の手本を執筆します。さらに、天来が創設した書学院での運営にも尽力し、太平洋戦争後に活動停止となっていた書学院の復興にも力を尽くしました。最晩年には、草の根でできた筆(筆草)で独創の書の世界が輝く傑作も創作し、64歳で人生の幕を下ろしました。
4.比田井 小琴の掛け軸作品の代表作一覧
- 四季の歌
- 文の手ほどき
- をごとのちり
- としのおだまき
5.比田井 小琴の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
高名な書家であるため贋作が存在する可能性もあり、真作がどうかが比田井小琴作品の重要な買取査定ポイントになります。真作であると証明できる証明書や鑑定書などがあれば、高額落札に至る可能性も高くなります。また、保存状態や共箱、軸先など付属品の有無によっても査定額は左右されます。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 比田井小琴本人の作品であるか(証明書や鑑定書があるか)
- 付属品が揃っているか(共箱・袋・紐などがあれば査定額は上がります)
- 保存状態は良いか(傷、シミ、カビなどがなく良好であれば評価額はアップします)
- 作者の署名(落款)があるかどうか
- 作品の大きさはどうか
- 何の素材でできているか
6.比田井 小琴の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
比田井小琴の作品が現在市場に出回るケースは少なく、肉筆の作品の希少価値は高いと言えます。署名や落款で真作であると確認できる書などは意外な高額査定となることもあり、保存状態が良い、付属品が揃っているなど条件次第でさらなる高値も期待できます。お手元に作品をお持ちでしたら、ぜひ査定に出されることをお勧めします。
7.比田井 小琴の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
明治、大正、昭和初期という時代の荒波の中、比田井小琴の生涯は、女流書家としてひたむきに書の道に向き合い続けたものだと言えるでしょう。しなやかな強靭さが深い味わいを醸し出す真跡は、時代を超えて見る者を魅了してやみません。保存状態の良好な真作の作品などは、高額査定の見込みは高いでしょう。
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