平川 敏夫 (ひらかわ としお)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 平川 敏夫の作品を売りたいお客様へ

平川敏夫は昭和を代表する日本画の巨匠です。この名前を1度聞いた覚えがあるという人は多いのではないでしょうか。現代でも多くの画廊が平川 敏夫を扱いたがります。今回はオークションで1点8万円以上の高値がつくのも珍しくないほど、絶大な人気を誇る平川 敏夫についての話題です。

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2. 平川 敏夫についての解説

平川敏夫は2006年に81歳で亡くなるまでの間に、新制作協会日本画部新作家賞を3回、東海テレビ文化賞および豊橋文化賞、中日文化賞など大きな賞を受賞しています。国内外の若手芸術家らに多大な影響を与え、社会貢献を果たしたとして、愛知県より愛知県教育委員会文化功労者表彰も受けています。そのため大変有名な方として知られています。

3. 平川 敏夫の歴史

大正13年現在の愛知県豊川市に生れました。昭和15年京都稲石着尺図案塾で日本画材の扱い方を学びますが、開戦と共に帰郷しました。中村正義から感化を受けて、本格的な日本画家としての人生を歩み始めます。いくつかの美術展にも出品する都度入選を繰り返しています。活動のメーンは地元愛知ですが、追求するテーマのために全国漫遊もしています。海外での個展も成功、何度も画風を変えながら、独自の世界を確立していきます。平川敏夫の知名度が上がり、県外での展示会も開催されるようになりました。

4. 平川 敏夫の代表作

  • 海渓風景
  • 樹峡

5. 平川 敏夫の作品の買取査定ポイント

平川敏夫は少なくとも3回画風を変えています。初期は寒村の原風景や月夜あるいは水辺の風景を時にはメルヘンチックに、時には素朴に描いていました。少しずつ色が絞り込まれて、褐色な背景に浮かぶ影絵のような雰囲気に変化していきます。地元を襲った大型台風がきっかけで、画風は樹木に宿る生命力がテーマになっていきます。内面の深まりと共に進化する画風こそが、人々の心を惹きつけてやまない、平川敏夫の真骨頂です。買取査定としては独自の世界を描いた作品が多いためより綺麗な状態で保管することが高額査定に繋がります。

代表的な査定ポイント
  • 掛け軸の状態
  • 保管する箱の有り無し

6. 平川 敏夫の作品の取引相場価格

平川敏夫が昭和60年に個展出品した”松風渓澗”は絹本彩色で描かれた大和絵です。全体サイズは116センチ×86センチで落款と印があります。額裏には主宰団体の共シールと取り扱いシール付き、タトウ箱と黄袋および共シールすべて付属しています。山奥の滝がごうごうと水しぶきを上げなが、滝つぼに落ちていく、勇壮で生命力にあふれた雰囲気で30万円弱の値札です。”平川敏夫が描く自然の美展“のこちらは、特集を組んだ冊子ですが、500円の値札です。サイズは30センチ×21センチ×1センチで、全体的にも文中にもスレが見えます。

7. 平川 敏夫の作品の買取についてのまとめ

平川敏夫はTVメディアで特集が組まれれば高視聴率を上げるし、超有名百貨店で回顧展も繰り返し開催されるなど、没後10年たっても人気の衰えを見せません。1作30万円以上の高値が付くことも珍しくない巨匠ですが、特集を組んだ雑誌でもマニアには宝物です。ゆかりの品があれば査定お薦めです。