本庄 基晃(ほんじょう もとあき)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.本庄 基晃の作品を売りたいお客様へ

本庄基晃は、長野県戸隠村在住の墨彩画家です。「野の石仏」に惹かれ、安曇野その他で石仏を描いた作品が多いです。全国各地で個展を展開するほか、1994年にはニューヨークを皮切りに全米12ヶ所に及ぶ作品展を開催するなど、精力的な制作活動を行なっています。空想の生き物や仏さまを愛嬌たっぷりに表現した作品を得意とし、石仏画作家の第一人者として知られています。

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2.本庄 基晃についての解説

本庄基晃(1938年~)は高校卒業後、郷里の長野県松本市から上京して油彩を学び、抽象画を志しました。1950年の第3回長野県美術展にて、史上最年少で入選を果たしました。20才のとき、眼球結核により、眼底萎縮症、角膜炎併発で失明。一度は絵画を断念しましたが、回復した片眼だけの状態で再び絵筆を握りました。日本各地放浪の旅をしながら制作活動に邁進し、長野市で第1回個展開いた後、現在においても国内、アメリカ、ヨーロッパ各地で個展を開催しています。

3.本庄 基晃の歴史

本庄基晃は北海道岩内に生まれ、5才の時長野県松本市に転居。11才で国画会松本洋画研究所に入り、春陽会・関四郎氏に師事しました。1957年には東京芸術大学に入学しますが、画家にとって生命線とも言える視力を失ってしまいます。しかしながら画家への希望を捨てることなく、奇跡的に回復した片目で墨による抽象画の新たな挑戦を現在まで続けています。アトリエは長野県戸隠村。

4.本庄 基晃の代表作

  • 南瓜河童
  • 阿弥陀如来之図
  • 延命地蔵の図
  • 勢至菩薩の図
  • 千手観音の図

5.本庄 基晃の作品の買取査定ポイント

愛くるしい仏さまを墨彩画に描く、本庄基晃。彼の作品は、独特のタッチに、心温まる画風で高い評価を受けています。本庄基晃の作品にはファンが多く、市場価値が高いことから高額査定が期待できるでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名・落款(らっかん)があるか
  • 希少な作品であるか(欲しがる人が多いほど買取価格はあがります)
  • 素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)

6.本庄 基晃の作品の取引相場価格

国内のネットオークションで、本庄基晃の掛け軸『六地蔵之図』は27,500円で落札されました。この作品はサイズが縦24cmx横70cm、紙本、状態良好という条件で出品されたものでした。真作保証品であったこと、付属品(共箱)が揃っていたことから高値での取引が成立しました。

7.本庄 基晃の作品の買取についてのまとめ

本庄基晃が描く石の仏たちからは、慈悲の満ちた奥深い愛情が感じられます。本庄基晃は画力に優れた人気画家であるため、贋作も出回っています。本庄基晃の作品を高額で売却したいと望んでいるのなら、真作保証できること、作品の状態が良好であることが重要なポイントになるでしょう。