包 世臣(ほう せいしん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.包 世臣の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

包世臣は中国清時代後期の書家、学者で、左下から上に逆筆気味に強く起筆し、筆圧を変えずにそのまま右下に収筆を出すという「逆入平出」の運筆法を提唱し、また、書の理想の表現として、作者の奔放さ、快活さが伝わるべきという「気満」の概念を著書『芸舟双楫』で解説し、後世の書家に多大な影響を与えました。

このページの目次

2.掛け軸作家「包 世臣」についての概要

包世臣(1775年~1855年)は、字を慎伯、誠伯といい、惓翁などと号しています。安徽省涇県に生まれました。書は欧陽詢,董其昌らから学びましたが、のちに鄧石如、黄乙生の書に衝撃を受け、規範とするようになりました。楷書、行書、草書に優れ、書風としては、水の中で文字が揺らいでいるかのような行草が特に有名です。

3.掛け軸作家「包 世臣」の生い立ちや歴史

包世臣は5歳から父について学び、8歳で詩を詠むといった秀才でしたが、科挙試験には苦戦を強いられます。43歳でようやく郷試を突破しましたが、続く会試に失敗したため科挙での栄達は断念するに至りましたし。しかし、その頃には書家、兵法家として名声を得るようになっています。国の古典だけでなく軍事や経済も探究し、高官が包世臣に意見を聞くことも多かったといいます。晩年に至った1839年には江西省新喩知県の職を得ますが1年で退き、その後、太平天国の乱で命を落としました。

4.包 世臣の掛け軸作品の代表作一覧

  • 小惓遊閣草書
  • 管情三義
  • 斉民四述

5.包 世臣の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

肉筆の掛け軸といった希少価値の高い作品は、現在国内市場で出回る機会は少なく、碑法帖や印刷製本などが中心となっています。作者のものと確認できる署名や落款がある肉筆の書などで軸先や共箱など付属品も揃っている作品などは、価値が急騰し高額落札が期待できます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 包世臣の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良し)
  • 作者本人の署名(落款)があるか
  • 付属品は揃っているか(共箱・袋・軸先などが残っているか)
  • 保存状態は良好か(シミ、カビ、欠けなどがないか)
  • 尺の大きさはどうか
  • 素材は何でできているか

6.包 世臣の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

経年の傷、汚れ、箱の傷みなどがあっても包世臣の肉筆作品は大変貴重なため、思わぬ高値がつく可能性もあります。海外のオークションサイトでは、署名、落款の認められる書の掛け軸が、数10万円から数100万円で落札されるケースもあります。お手元に作品がありましたら、ぜひ査定に出されることをお勧めいたします。

7.包 世臣の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

包世臣は、兵法家、行政の実務家として民の安寧のため尽力しながら、卓越した知識で書法の理論を確立し、中国書壇に大きな功績を残しました。その書風は、現代の書家も範とするところとなっています。特に国内市場で作品が待望されていると言えます。作品が残っているか一度ごご確認される価値は十分ある作家です。

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