五十嵐 晴徳(いがらし せいとく)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.五十嵐 晴徳の作品を売りたいお客様へ

鯉で名高い五十嵐晴徳は、2019年現在も日展会友として、現役で活躍中の日本画家であり、新潟が誇る巨匠の1人です。たまに個展が開かれる事もあり、ヤフオクではしばしば60万円以上の高値で取引されています。今回は五十嵐晴徳の買取査定を受けるにあたっての留意点も含めて、基礎的な事を学んでみます。

このページの目次

2.五十嵐 晴徳についての解説

五十嵐晴徳は昭和12年に新潟県に生れました。荘厳な赤富士に長けていた奥田元宋に師事し、五十嵐晴徳自身もしばしば赤富士を描いていますが、得意とするのは鯉です。今にも絵から飛び出してきそうなほど、リアル感にあふれしなやかに泳ぎ回る鯉は、赤富士と共に縁起物として置きたがる人もいます。良品であれば数10万円もの高値がつく事も珍しくない作家ですから、鑑定だけでも受けてみて損はありません。

3.五十嵐 晴徳の歴史

五十嵐晴徳は昭和12年に新潟県に生れました。奥田元宋に師事し1971年に日展に初入選後毎年入選を繰り返しています。77年に奨励賞84年には特選を受賞しています。85年にはついに無鑑査になりました。これ以降各地で個展を意欲的に開催しており、若い作家たちへ影響を与え続けています。五十嵐晴徳の代表作には鯉をモチーフにしたものがいくつもあり、躍動感にあふれ、しなやかさも加味して見ているだけで、元気がわいてきます。代表作の1つとなった赤富士の荘厳な画風は、恩師奥田元宋を彷彿とさせます。

4.五十嵐 晴徳の代表作

  • 翔鯉
  • 赤富士
  • 双鯉

5.五十嵐 晴徳の作品の買取査定ポイント

作品左下もしくは右下に晴徳サインと落款あるいは、落款のみ挿入されています。額の裏に画題と共に直筆サインと落款が添えられた共シールが添付されている事もあります。これらがあれば五十嵐晴徳の真作です。古い時代の作品だとガラスあるいはアクリル板なしの額もあるので、なおのこと保管に注意する必要があります。あまりに湿気が多い環境に置かれていれば、カビや剥がれなど損傷が入る事もあるからです。作品同様額も傷がない事が望ましいのです。共箱など備品もそろっていれば完璧です。

代表的な査定ポイント
  • 直筆サイン+落款
  • 落款
  • 額裏に共シール
  • 備品の有無
  • 美品

6.五十嵐 晴徳の作品の取引相場価格

五十嵐晴徳はまだ現役で活躍中の日本画家なので、これからまだまだ大作が出てくる可能性があります。目下ヤフオクなので目に付く落札価格相場は平均9000円程度です。”池畔”は池の底で泳ぐ一対の錦鯉を描いたものですが、落札額は30500円です。10号(56.5×71×6cm額付き)紙本彩色です。前面はアクリル板で保護されていますが、額に若干の傷があります。同じく一対の錦鯉をモチーフにした大和絵ですが、1000円の評価額がついています。サイズは79.8×64.7cm(額付)です。額に若干の損傷が見られます。画題は”暉”で、代表作の1つです。

7.五十嵐 晴徳の作品の買取についてのまとめ

五十嵐晴徳の代表作と言えば鯉シリーズや富士シリーズが定番ですが、”富貴花”や”氷室雪月下”あるいは紫陽花など花鳥図もあります。こちらも心が洗われるような可憐さが魅力で、2万円以上の値札がついています。共シール付きで美品であるなら、高額査定での買取が可能です。コレクションを再度確認してみてください。