池 玉瀾(いけの ぎょくらん)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.池 玉瀾の作品を売りたいお客様へ

池玉瀾は江戸時代の中期に活躍した人なのですが、この時代の画家というのは男性が大半を占めていました。しかし、池玉瀾は当時としては珍しい女性の画家なのです。また、歌人でもあり書家でもあったと言われています。かなりたくさんの作品を世に送り出したことでも知られています。

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2.池 玉瀾についての解説

女性の画家であった池玉瀾は、京都で旗本の娘として生まれます。母親が茶屋の女亭主であったため、常連客である柳沢淇園という人物に絵を教えてもらったと言われています。柳沢淇園の別号が玉桂であったため、玉の1文字をもらって池玉瀾と名乗りました。女性らしく繊細な絵が多く、掛け軸や襖絵、屏風絵なども手掛けています。

3.池 玉瀾の歴史

池玉瀾は、1727年に京都の祇園で生まれました。母親が経営していた茶屋の常連客に柳沢淇園という有名な画家がおり、この人から絵を学んでいました。池玉瀾の夫が南画を好んでいたことから、夫からも絵を教わったのです。池玉瀾の夫は大雅と言い、やはり多くの作品を世に残した人物です。夫婦の合作も多く世に出回っています。夫の死後は何不自由なく生活していたと言われていますが、1784年に亡くなっています。

4.池 玉瀾の代表作

  • 梅嵒帰隠図(1759年)
  • 牡丹に竹図(1768年)
  • 江山清遊図賛(1770年)
  • 夏景山水図(1770年)

5.池 玉瀾の作品の買取査定ポイント

池玉瀾の作品はたくさん世に出回っています。いつ頃に作成されたのか分からない作品も多いので、やはり真作であるかどうかが査定時には重要なポイントになるでしょう。破れていたりするとかなり価値が落ちてしまうので、保存方法にも注意しましょう。夫婦で作成した作品なのか、池玉瀾のみで作成した物なのかも知っておく必要があります。

代表的な査定ポイント
  • 破れている箇所がないこと
  • 真作であること
  • 池玉瀾のみの作品か、夫婦の作品であるのか

6.池 玉瀾の作品の取引相場価格

掛け軸だけではなく、短冊も存在している池玉瀾の作品は、比較的高額になることが多いと言えるでしょう。特に掛け軸は、多少キズや汚れがあったとしても、8万円から9万円ぐらいすることが多いのです。良好な状態ならもっと高くなるケースも珍しくはありません。掛け軸は一般的なサイズよりも若干小さくなっていることが多く、縦は170センチから190センチぐらい、横は40センチから50センチぐらいです。掛け軸の場合には気の箱に入っていますが、それほど重いということはありません。

7.池 玉瀾の作品の買取についてのまとめ

江戸時代では珍しい女性の画家であった池玉瀾は、多数の作品を送り出した人でもあります。その作品の中には、夫婦の合作も多数存在しており、種類によって相場や買取価格も異なります。歌や書の方にも力を入れていたと言われています。