隠元 隆琦(いんげん りゅうき)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.隠元 隆琦の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

隠元隆琦は、明末清初の禅宗の僧です。明朝の禅である明禅を日本に伝え、日本黄檗宗の祖として知られています。明代の書をはじめとして当時の中国文化や文物をも伝えたほか、日本における煎茶道の開祖ともされています。隠元隆琦は能書家でもあり、「黄檗の三筆」として木庵性瑫、即非如一と並ぶ人物です。隠元の書は幕閣・諸大名などの間で珍重され、膨大な語録・詩偈集(しげしゅう)は、その精力的な活動を伝えています。1673年には後水尾法皇から「大光普照国師」号の特諡を賜りました。

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2.隠元 隆琦の掛け軸作品についての概要

隠元隆琦は道者超元と共に当時の禅宗界に多大な影響を与え、江戸時代における臨済・曹洞の二宗の戒律復興運動等に大きな貢献をした人物です。隠元が著した『黄檗清規』は、乱れを生じていた当時の禅宗各派の宗統・規矩の更正に大きな影響を与え、特に卍山道白らによる曹洞宗の宗門改革では重要な手本とされました。

3.隠元 隆琦の掛け軸作品の歴史や情報

隠元隆琦は1592年12月7日、3人兄弟の末っ子として福建省福州府福清県万安郷霊得里東林に生まれました。仏教に発心し、29歳のとき黄檗山萬福寺の鑑源興寿の下で得度しました。江戸時代初期、先に渡日していた興福寺住持の逸然性融によって招かれて来日して以後、隠元の高徳を慕う僧や学者たちが集い、僧俗数千ともいわれる活況を呈しました。また、隠元の来日によってさまざまな中国文化が伝えられ、特に絵画、書、彫刻などの美術は日本に大きな影響を与えました。世寿82歳。

4.隠元 隆琦の掛け軸作品の代表作一覧

  • 隠元禅師語録
  • 普照国師広録
  • 黄檗隠元禅師雲涛
  • 黄檗清規
  • 太和集

5.隠元 隆琦の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

隠元隆琦の作品の買取査定ポイントは、真作かどうかという点にあります。高僧であった隠元隆琦は知名度が高いことから、贋作が作られている可能性があります。そのため、隠元隆琦の作品を売却しようと考えているのなら、真作であると証明できるかどうかが重要となります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 素材の質、種類
  • 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名・落款(らっかん)があるか
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っていれば査定額は上乗せできます)
  • シミ汚れ、欠けなどがなく保存状態は良好か

6.隠元 隆琦の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

国内のネットオークションで、隠元隆琦の掛け軸『偈頌・為大眉性善』という作品は950,000円で落札されました。これは隠元隆琦が弟子の大眉性善の為に書いた偈頌で、寸法41cm×90.5cm 、紙本、紫檀軸、裂表装、ウブ幅、桐箱入りという条件で出品されたものでした。真作保証品であったことから高値で、かつスムーズな取引が成立しました。

7.隠元 隆琦の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

隠元隆琦はなにものにもとらわれない、のびのびとした書が特徴です。それらは隠元の不断の修禅によって生み出されたものであり、その高徳と相まって、現代でも世人に広く親しまれています。隠元隆琦の作品の売却をお考えでしたら、一度ご相談ください。