一筆斎 文調(いっぴつさい ぶんちょう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.一筆斎 文調の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

一筆斎文調は、江戸時代に活躍した浮世絵師です。黒本や読本の挿絵の挿絵を多く手がており、なかでも役者絵で評判を得ていました。浮世絵全体の作品数は多くなく、肉筆美人画の作品はさらに少ない作家でした。1769年〜1770年頃(明和6年から明和7年後頃)が文調の最盛期と伝えられています。

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2.一筆斎 文調の掛け軸作品についての概要

一筆斎文調は、描写力に優れており役者のわずかな表情や所作をうまく表現した作家でした。1764年以降の明和期になると遊女だけでなく、市井の評判娘を浮世絵によく描くようになりました。美人画を得意とし、なかでも水茶屋の鍵屋のお仙(笠森お仙)という娘は、文調や鈴木春信によって多く描かれました。その作品の一つの『かぎやおせん』は重要美術品になっています。

3.一筆斎 文調の掛け軸作品の歴史や情報

一筆斎文調は、家系や俗称、生没年は不詳ですが、狩野派の石川幸元の門人だったと伝えられています。1760年(宝暦10年)頃には読本の挿絵や黒本などを描いていおり、また勝川春章とともに似顔絵様式にわかりやすい解釈を加え、これまでの形式化した役者絵に一石を投じました。文調は、1767年頃〜1773年頃(明和中期から安永初期頃)の役者絵をリードした作家と言われており、錦絵の作画はこの頃に集中しています。1770年(明和7年)には勝川春章と合作した『絵本舞台扇』を手掛けており、全106図のうち、文調が57図を描きました。

4.一筆斎 文調の掛け軸作品の代表作一覧

  • 市村座式三番図(1764年)
  • 引手茶屋前の遊女
  • 東海道図巻
  • みなとや
  • 四代目岩井半四郎

5.一筆斎 文調の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

一筆斎 文調の真作を保証する落款さサイン、証明書があれば査定価格は高くなるでしょう。ほかにも仕立てやサイズ、画題などもあわせて総合的に評価されます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 一筆斎文調の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 一筆斎文調の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 軸や画の素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.一筆斎 文調の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

一筆斎文調の掛け軸は、ネットオークションでの取引数が少ないため、一筆斎文調の真作であれば高値の取引が期待できる可能性があります。取引相場価格は、サインや落款が確認できるか、また保存状態は良好かによって大きく査定価格が変動します。もし一筆斎文調作品をお持ちでしたら是非お問い合わせください。

7.一筆斎 文調の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

一筆斎文調は、1773年(安永2年)に『市村座七俳優図』、『人待つ傘図』などの肉筆画も残しており、神社や美術館に所蔵されています。役者絵に新風を吹き込み、美人画を得意とした文調の掛け軸を所有されている方は、是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。