石井 潭香(いしい たんこう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.石井 潭香の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

石井潭香(1806年~1870年)は江戸時代後期に活動した江戸出身の書家です。蝦夷地松前藩10代松前良広以降代々の藩主に仕え、また江戸に書塾を開き、多くの門弟に書技を伝えました。揮毫の依頼が絶えませんでしたが、威を笠に着る依頼者には叱責して仕事を断るなど、権勢におもねらない気骨ある人物であったと伝わります。

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2.石井 潭香の掛け軸作品についての概要

門人・柴田九十九の伝える話によれば、石井潭香が神田明神の大幟を揮毫した際、「神」字の「申」の懸針が長くバランスが良くないとして、点を3つ書き加えたそうです。人々はこれを不思議に思いましたが、後に朝鮮通信使が来訪した時、この幟の「神」字を絶賛したため、人々は初めて潭香の非凡さを知ることとなりました。また歩く時には右手を懐に仕舞い、傘も左手で持つなど、書道家として高い意識をもった人物でした。

3.石井 潭香の掛け軸作品の歴史や情報

石井潭香は文化3(1806)年、江戸に幕府役人・石井善蔵の子として生まれました。名は徽言、字は士励。幕府の蝦夷地直轄化に伴い同地赴任を拝命した父に従って松前に移りましたが、幼くして母、成人後に父を亡くします。文政4年蝦夷地が松前藩に返還されたのを機に江戸に帰郷。市河米庵に入門しましたが、さらに長崎へ赴き、清人・江芸閣に師事して直接書法を学びました。のち江戸に書塾を開き、江戸詰津山藩士など、多くの門人を指導しました。明治3年没、65歳でした。

5.石井 潭香の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

高値の査定を受けるには石井潭香の真作であることを示す必要がありますので、書付や箱書などがあるとよいでしょう。他にも書かれている内容や作品のサイズ、保存状態などによっても評価額は大きく変動します。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 書付や鑑定書などが付いているか
  • 石井潭香の署名や落款印があるか
  • どのような仕立てか
  • 保存状態は良好か
  • 何が書かれているか

6.石井 潭香の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

石井潭香の掛け軸作品はネットオークションで5,000円で落札されていました。軸寸は縦190cm×横71cmとなっており、折れが目立つ作品でした。その他の事例でも数千円で落札されることが多く、折帖仕立ての拓本が7,500円で落札されていました。作品の状態や種類によって査定額は変動いたしますので、作品をお持ちでしたら一度ご連絡ください。

7.石井 潭香の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

石井潭香の書は世に評価され、明治2年官制改定の頃には徴命により太政官大録となり、1銭銅貨・2銭銅貨・1円銀貨等の文字を手がけています。もし石井潭香の作品がお手元にございましたら、ぜひ一度お声がけくださいますようお願いいたします。