石山 太伯(いしやま たいはく)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.石山 太伯の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

石山太伯(本名徳三郎)は1893年に山形県で生まれた日本画家です。15歳の時に柏倉雪章に師事し絵を学びます。その後、上京し寺崎廣業の天籟画塾や今村紫紅を中心とする赤曜会に参加しますが、いずれにも深く関わることなく、終生独自の道を進みました。画家だけでなく茶人や歌人としても活躍し、その活動を画業に活かしたことが高く評価されています。こうした太伯の作品は、真作であれば100,000円を超える価格で取引されているものもあります。

このページの目次

2.掛け軸作家「石山 太伯」についての概要

石山太伯は、多くの画家が日本美術院に所属して活躍する中で、日本美術院を脱退して独立画家として活躍していた点が特徴的な画家です。こうした個展を中心に活動する太伯の活動を地元の有力者や各界の著名人を中心とした伯翠会が支え、太伯も杉並の風土を伝えるために太伯の風景画を頒布する武蔵野風景作画頒布会を開催するなどしています。こうした独自路線を進んだイメージの強い太伯ですが、画業では横山大観が取り入れた技法を用いて風景画を描くなど、流行の技法を取り入れていました。

3.掛け軸作家「石山 太伯」の生い立ちや歴史

石山太伯(本名徳三郎)は1893年に山形県小田島村(現・東根市)で生まれました。15歳の時に山形県豊田村(現・中山町岡)の柏倉雪章に内弟子として入門します。その後、18歳の時に太伯の画号を受け、上京します。上京後は寺崎廣業の天籟画塾に入るもなじめず、その後も今村紫紅を中心とする赤曜会に参加するもこれにも馴染めず、これ以降は師匠も弟子も取ることなく独自の道を進んでいきます。1935年ごろには美術院を脱退し以降は独立画家として活動し、画業だけでなく茶道や和歌も行いました。1961年没。

4.石山 太伯の掛け軸作品の代表作一覧

  • 幽溪(1927年)
  • 礀径(1928年)
  • 近郊二景(井草野・荻窪)(1930年)
  • 礀潺賦(カンセンフ)(1937年)
  • 罌粟
  • 夕闇の弁天沼

5.石山 太伯の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

石山太伯は近年注目されていますが、残された記録や資料が少ないため一部の文化人から高い評価を受けているにもかかわらず、所在が不明な作品が多い画家となっています。作品自体が貴重ですが、贋作であれば価値は大きく下がるため真作であることが重要です。鑑定書や証明書があるなど、真作であることがはっきりしていることが査定の際にポイントとなります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 石山太伯の真作であるか
  • 落款(印鑑やサイン)があるか
  • 保存状態は良いか(しみや破れは無いか)
  • 大きさやサイズはどのくらいか
  • 共箱や保証書、鑑定書はあるか

6.石山 太伯の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

石山太伯は取引自体がそれほど数がある訳ではありませんが、真贋不明な作品であっても120,000円を超える価格で取引されている例もあります。この取引では大きさが213.5cmx56.5cmの4本の作品がセットとなった四季鳥獣図で箱書きがあるものです。4つの作品のいずれにも太伯の落款がありますが、状態としてはややシミや破れがあるため、それほど良い状態ではないようです。

7.石山 太伯の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

画業だけでなく茶道や和歌といった芸術にも精通した石山太伯の作品は、絵の芸術性を様々な点から深めたとして、杉並の文化人を始めとする人々に高く評価されています。著名な日本画家に比べるとまだまだ知名度は低いですが、所在不明となっている作品も数多くあり、その作品はいずれも貴重といえます。1本が100,000円を超える価格になる可能性も十分考えられますので、石山太伯の掛け軸がお手元にある方は是非一度お問い合わせくださいませ。