磯部 草丘 (いそべ そうきゅう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 磯部 草丘の作品を売りたいお客様へ

磯部草丘は群馬を代表する日本画家です。69歳で亡くなるまで多くの俳画を残しましたが、とりわけ日本画の発展に多大な貢献をした磯部草丘の作品は、礼和にはいっても多くのファンを魅了しています。こちらのページではあらためて磯部草丘についての人となりや、作品について基本的な事をまとめています。

このページの目次

2. 磯部 草丘についての解説

磯部草丘は大正から昭和にかけて活躍した、日本を代表する日本画家です。出身は群馬ですが東京目黒にある老舗高級料亭で、作品の一部を視る事ができます。旧制中学を卒業してから、帝大教授だった叔父を頼り上京し、川合玉堂他複数の日本画家らに師事し、頭角を表すようになります。作品の特徴は従来の水墨画に、油絵のような鮮やかな色彩を盛り込んだ点です。鮮やかな風合いに魅了されるファンは多いです。

3. 磯部 草丘の歴史

磯部草丘は明治30年群馬県佐渡郡に生を受けます。本名は覚太です。大正8年大学教授だった叔父を頼って上京、まもなく日本画の大御所川合玉堂に師事、他にも児玉希望など複数の画家たちとの交流を深めていきます。数年後に帝展に初入選したのをきっかけに、意欲的に作品を発表し続けます。川合玉堂は日本の自然を詩情豊かに描いた事で人気のある画家ですが、磯部草丘も自然を色鮮やかな色彩で表現した物が目立ちます。多くの画家らとの交流から、従来の水墨画を覆す作風と技法が生まれていったのでしょう。

4. 磯部 草丘の代表作

  • 春浅小趣
  • 遠浦秋陽

5. 磯部 草丘の作品の買取査定ポイント

磯部草丘は川合玉堂との出会いがきっかけとなり、大きく才能を開花させた芸術家です。今でいう日展に積極的に出展していく中で、いくつかの作品が入選しています。もっとも華やかだったのは昭和初期で、何人かの門下生と画壇も結成しました。終戦後その画壇から自ら離れて個展を中心に活動していった事から、孤高の作家と評される事もあります。水墨画に始まり、掛け軸、花鳥画、漢詩や俳句に絵を添えたものなど多数あります。現代は住居環境の変化もあって、額縁に収まる作品により高い査定額がつきやすくなっています。

代表的な査定ポイント
  • シミや汚れがない
  • 付属品が揃っている

6. 磯部 草丘の作品の取引相場価格

磯部草丘は日本を代表する孤高の日本画家です。作品の多くは日本画の精神と画風を貫いています。もっとも高値取引されている作品で10万円を超えています。日本の雪景色を描いた大水画の肉筆の掛け軸です。大きさは165センチ×88センチの大きさで、54センチ×72センチの絹箱と共箱です。傷やしみなど汚れがあってこの価格です。山里の民家の家前に伸びている枝から、雪がはらはらと落ちる様を描いた、純和風の絵でりんとした雰囲気が伝わってくる名作です。磯部 草丘が郷里へ発送した肉筆自作絵はがきもあります。発送時期が戦前という年代物ですが、きずやしみがあるので。200円ちょっとの評価です。

7. 磯部 草丘の作品の買取についてのまとめ

磯部草丘は群馬伊勢崎市が生んだ、日本画巨匠の1人です。主な活躍時期は昭和初期で、最後まで日本画の伝統と画風を貫き通した、孤高の画家として知られています。傷や汚れが多少あっても時価10万円以上の評価額が付く事もあります。まずは買取査定を受けてみてはいかがでしょうか。