直原 玉青(じきはら ぎょくせい)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.直原 玉青の作品を売りたいお客様へ

直原玉青は昭和・平成期に幅広く活躍した現代南画の第一人者です。禅宗の僧でもあり、また俳人でもありました。勲三等瑞宝章を受けるなど、数々の高い評価を得た作家です。高価買取が十分期待できるでしょう。

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2.直原 玉青についての解説

直原玉青(1904年~2005年)は東洋独自の精神世界を画に表現することを追求した作家でした。禅僧としては黄檗本山より国清寺中興開山の允許ならびに首座の法位を受けています。俳句を高浜虚子に師事し、句画禅一如を説きました。

3.直原 玉青の歴史

直原玉青、本名・直原正は明治37(1904)年、 岡山県赤磐郡(現・赤磐市)に生まれ、兵庫県淡路島で育ちました。別号に仁智があります。大阪美術学校に進んで矢野橋村に師事。昭和5年帝展に初入選しました。以後日展に入選16回、文部大臣賞など受賞多数。昭和33年「青玲社」を結成。35年日本南画院再興に参加し、会長に就任。ほか現代南画協会理事長、青少年文化研修道場理事、守口市美術協会会長を歴任。また禅を柴山全慶に師事し、黄檗宗の僧として兵庫県淡路島の国清禅寺を再興、住職を務めました。俳句は高浜虚子に師事し、俳誌『早春』の選者を務めました。洲本市名誉市民、守口市名誉市民、南あわじ市名誉市民。勲四等旭日章、勲三等瑞宝章受章。大阪芸術賞、大阪芸術文化功労賞、兵庫県文化賞など受賞多数。平成17年没、101歳でした。

4.直原 玉青の代表作

  • 遊魚
  • 雨逆風饕
  • 禅の牧牛、うしかひ草
  • 海門渦潮(1982年)

5.直原 玉青の作品の買取査定ポイント

作品の買取にあたって重要な査定ポイントは、直原玉青の真作であるかどうかです。真作を裏付ける共箱や箱書などがあると評価は高くなります。また作品の画題やサイズ、状態なども買取価格に大きく影響します。

代表的な査定ポイント
  • 展覧会などの出品歴がないか
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 保存状態は良好か
  • 直原玉青の署名や落款があるか
  • 画題はなにか

6.直原 玉青の作品の取引相場価格

直原玉青の作品は国内のネットオークションで301,000円の値で落札された例がありました。紙本水墨の榊獏山との画讃もので画題は『飛龍』、サイズは掛軸全体が199cm×87cm、本紙が138cm×69cm、共箱付、状態は「シミ、ヨレ、ヨゴレ、ヤケがあります」と説明されていました。

7.直原 玉青の作品の買取についてのまとめ

直原玉青は日本南画院会長や現代南画協会理事長などを歴任し、現代南画壇を牽引した存在でした。特に関西では大きな芸術的貢献をした作家として非常に評価の高い人物です。直原玉青の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出されてみることをお勧めいたします。