徐 渭(じょ い)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.徐 渭の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

中国明時代の書画家である徐渭の生涯は決して幸せとは言い難いものでしたが、その不遇な人生からは数々の傑作が生まれました。豪放かつ剛毅な書や水墨画は評価が高く後世の作家に多大な影響を与えており、高値での買取も期待できます。

このページの目次

2.掛け軸作家「徐 渭」についての概要

徐渭は中国明時代活躍した文人で、書、画以外にも詩、戯曲、散文などでその才を発揮した希代の天才です。自由で大胆な作風は芸術の世界で大輪の花を咲かせましたが、私生活では精神を病み妻を殺害するなど、多くの不幸に見舞われました。しかし、この頃に多くの傑作を残しており、芸術家としてその人生は伝説的とも言えるででしょう。

3.掛け軸作家「徐 渭」の生い立ちや歴史

徐渭は1521年、中国浙江省山陰県で出生しました。生後100日後に父を亡くし、その後は父の後妻に育てられましたが、14歳の時その義母も亡くなってしまい、精神的な支えを失ってしまいます。さらに、19歳で妻を亡くすなど度重なる不幸が徐渭を襲いました。個人塾を営むものの生活は貧しく、一時は高官の秘書の職を得ることができ生活は上向きましたが、目をかけてくれた上官の失脚により後ろ盾をなくし、再び貧しい生活に戻ります。この頃から精神を病み始め、度重なる自殺未遂、妻の殺害など、その人生は破滅的に転落していきました。獄中で7年を過ごした後は、中国各地を歴訪し詩や書画などを多く制作しましたが、次第に精神の病が進行し、故郷に戻った後は誰に合うこともなく制作に没頭、多くの傑作を残しました。そして1593年、73歳で人生の幕を閉じました。

4.徐 渭の掛け軸作品の代表作一覧

  • 寒林四友図(1570年)
  • 花卉図巻(1575年)
  • 墨花図巻(十六種花図巻)(1575年)
  • 雑画巻 11段(1580年)

5.徐 渭の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

構図の妙と流麗な筆致は、書、画ともに清朝の大家など近世文人画に大きな影響を与えており、作品はベルリン東アジア美術館、北京故宮博物院、東京国立博物館など世界中の美術館に展示されています。博物館所蔵作品の印刷製本が約7万円で販売されるなどその人気は現在も顕在で、印刷製本、写本であっても価値は高いと言えます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 徐渭作の証明ができるものかどうか(証明書や鑑定書があるかどうか)
  • 署名や印(落款)があるかどうか
  • 良い保存状態であるか(傷や汚れなどがないか)
  • 作品の大きさ(尺)はどれくらいか
  • 付属品が揃っているか(箱や袋、軸先など)
  • 作品の素材はどのようなものか

6.徐 渭の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

現在、真作の多くは博物館、美術館に所蔵されていることが多いです。しかし、写本や工芸印刷であっても約1万〜2万円の値がついていますので、作者自筆でない作品でも市場価値は高いと言えます。また、画寸が縦30cm、横444cmというサイズの『骨董 伝来 書画 明代の文人 徐渭【白燕詩】 旧藏』という書は、101,755円という高値で落札されていることもあり、作家の国際的な価値はますます上がってきていると言えます。

7.徐 渭の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

試練の連続だった徐渭の人生。しかし、その試練から生み出された天才的な彼の作品は、芳醇な中国美術を世界に知らしめるものとなっています。不遇な生活は芸術への欲望へと昇華され、晩年まで作品制作への熱は衰えを知らないものでした。写本や工芸印刷のみならず、まだ世に出ていない真作が眠っている可能性もありますので、気になる作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出されることをお勧めいたします。

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