徐 希(じょ き)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.徐 希の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

徐希は2015年まで活躍した現代中国を代表する作家の一人です。シンガポール、日本、アメリカなど世界中に活動のフィールドを広げ、ニューヨークに移住してからは、世界の景色を題材にした作品を発表しています。東洋と西洋の融合を探求したことで確立された画風は独自の創造性に富み、牧歌的な懐かしさも感じさせます。世界中で個展が開催されていることもあり、国際的な人気を誇る作家です。

このページの目次

2.掛け軸作家「徐 希」についての概要

東洋の墨と西洋の水彩絵の具の組み合わせを探求し、中国から飛び出し世界各地に題材を求めた徐希。作品の暖かな雰囲気とは対象的に、彼の画業は先鋭的な挑戦の連続で、旺盛な芸術的探究心から数多くの作品を制作しています。また、国際絵画コンクールで優勝、準優勝、第三位を受賞するなど、評価も非常に高い作家です。

3.掛け軸作家「徐 希」の生い立ちや歴史

徐希は1940年、中国の浙江省紹興市に生まれました。1960年、20歳で湖北芸術学院を卒業し、その5年後の1965年には、専任の美術師として人民美術出版社に入社し、画家として順調に歩み始めます。そして、1980年にはシンガポールで個展を開催するなど、活動の幅を海外に広げていくようになりました。1982年には国際絵画コンクールで優勝し、その後もヨーロッパを歴訪したり、東京、香港、ニューヨークで個展を開催するなど、グローバルな活躍を見せます。1989年にニューヨークへ移住した後も制作意欲は旺盛で、1990年にはニューヨークとマンハッタンの風景を40作品のシリーズとして発表しています。時には中国絵画の伝統を打ち破る先鋭的な芸術的模索は、東洋と西洋の融合が活かされた画風に結実し、中国現代絵画の新しい領域を広げました。2015年、75歳で逝去しました。

4.徐 希の掛け軸作品の代表作一覧

  • 朝の湖(1982年)
  • 江南喜雨(1985年)
  • 江南喜雨图(1987年)

5.徐 希の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

世界中で展覧会を開催していた多作の作家ということもあり、徐希の真作で美術館、博物館に所蔵されていないものは、まだ多く残されていると言えます。作家自身の人気に昨今の中国美術ブームが拍車をかけ、作品を求める要望はますます高く、保存状態にもよりますが、思わぬ高値がつく可能性もあります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 徐希本人の作品であるか(証明書や鑑定書があるか
  • 作者の署名(落款)があるかどうか
  • 保存状態は良いか(傷、シミ、カビなどがないか)
  • 作品の大きさはどうか
  • 付属品が残っているか(共箱・袋・紐など)
  • 何の素材でできているか

6.徐 希の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

国際的な人気が高く、作品は世界のマーケットで取引されるケースも多くあり、おおむね高値がついています。1993年落札の縦137cm、横68cmの『江南喜雨圖』は、当時の為替レート換算で約99万円(69,000香港ドル)でした。また、1995年に落札された縦180cm、横97cmの『古代運河』という作品は、当時の為替レート換算で約118万円(12,650米ドル)の実績があります。2015年に作家が逝去したことで作品の希少価値はより高まっていると言え、今後はいっそうの高額査定が期待できます。

7.徐 希の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

芸術の新たな世界を切り拓くため、徐希は常に対象への鋭い視点を持ち続け、強い力を持って画業に挑んできました。独自の感性で切り取った風景を描いた作品は、自由で伸びやかな調和に満ち、観る者を魅了してやみません。そんな彼の功績は中国本国からも認められ、現在、中国美術館に作品も多く収蔵されています。中国現代美術の雄としてその価値はいっそう高まると言えますので、徐希の作品がお手元にありましたら、ぜひ査定に出されることをおすすめいたします。

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