門脇 俊一(かどわき しゅんいち)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!
1.門脇 俊一の作品を売りたいお客様へ
門脇俊一は主に昭和期に活躍した日本画家です。水墨・油彩・木版など全てに通じ、画壇の中で異彩を放つ作家として注目を集めました。香川県出身で、代表作に四国遍路を題材とした木版の『四国霊場めぐり』などがあります。昭和の浮世絵師と称される門脇俊一の作品は、画題によってより高価な査定が望めるでしょう。
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2.門脇 俊一についての解説
門脇俊一(1913年~2006年)はあらゆる手法での画を手がけていますが、「昭和の浮世絵師」とも称された画家でした。自由に自分を表現する為に名誉は不要との考えに基づき、日展審査員や人間国宝、文化勲章をも辞退したそうです。昭和55年に「現代の絵師・門脇俊一」(NHK)、平成5年に「画壇の野人・門脇俊一」(NTV)が放映され、その画業が紹介されました。
3.門脇 俊一の歴史
門脇俊一は大正2(1913)年、香川県観音寺市に代々石材彫刻業を営む門脇百太郎、みねの6男として生まれました。独学で絵を学んだのち、海軍に入隊。遠洋航海で各国をめぐりヨーロッパ美術に接します。軍では佐世保海軍人事部絵画要員として勤務しました。海洋美術展に出品して入選を重ね、戦後は故郷で制作活動を開始。個展を中心に精力的に作品を発表しました。四国新聞社より第10回文化賞受賞。南フランス・ルルド「国際ビエンナーレ」特別招待、ルルド国際ジュマイユ宗教絵画ビエンナーレ賞受賞。よんでん芸術文化賞受賞。香川県文化功労者。平成18年没、93歳でした。
4.門脇 俊一の代表作
- 四国霊場めぐり(1969年)
- 東海道五十三次(1970年)
- 伊勢参宮道(1973年)
- 阿波おどり(1985年)
- 空海行状起(1988年)
- うだつの街並にぎわい図(1902年)
5.門脇 俊一の作品の買取査定ポイント
門脇俊一は近年の作家ですので状態の良いものが好まれます。また真作を保証するものが付いていると査定価格は高くなるでしょう。ほかにも仕立てやサイズ、画題などもあわせて総合的に評価されます。
代表的な査定ポイント- どのような仕立てか
- 門脇俊一の署名・落款があるか
- 真作を保証する鑑定証の類はあるか
- なにが描かれているか
- 付属品の欠けはないか
- 保存状態は良好か
- どのジャンルの作品か
- 個展など、出展歴がないか
6.門脇 俊一の作品の取引相場価格
門脇俊一の作品はネットオークションで181,000円の値で落札されていました。『四国八十八ヶ所霊場』木版画で、サイズは約38.5cm×28cmが88枚、状態は「経年相応の傷み」とありました。
7.門脇 俊一の作品の買取についてのまとめ
「芸術に関して私に不可能は無い」と語った門脇俊一。個性的で自由な芸術を展開し、様々な分野の作品を遺しました。もし門脇俊一の作品をお持ちでしたら、一度査定に出してみることをお勧めいたします。
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