海北 友松(かいほう ゆうしょう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.海北 友松の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

海北友松は安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した絵師です。海北派の始祖としてその作品は非常に高い評価を得ています。その画は、主に水墨作品で、中国の北宋画に影響を受けています。鋭く力のこもった描線と省略の多い画法で独自の境地を開きました。今でも美術館で展覧会が行われるほど、人気のある作家で多くのコレクターも存在します。海北友松の作品は大作が有名ですが、掛け軸も多く存在します。

このページの目次

2.掛け軸作家「海北 友松」についての概要

海北 友松は近江(現在の滋賀県)出身。浅井家家臣、海北家の武人ですが、50歳を過ぎてから豊臣秀吉に画才を認められ画業に専念しました。その画は、中国の北宋画に影響を受けており、鋭く力のこもった描線と省略の多い画法で独自の境地を開きました。建仁寺にある重要文化財「建仁寺方丈障壁画」のうち八面に描かれた「雲龍図襖」は、海北友松の得意とする水墨の龍の中でも随一の作品です。

3.掛け軸作家「海北 友松」の生い立ちや歴史

1533年浅井氏家臣・海北綱親の5男として生まれた海北友松は、2歳で禅門に入り、京の東福寺で修行します。この時に狩野派の手ほどきを受けました。師匠は狩野元信とも狩野永徳とも伝えられています。1573年に浅井氏が滅亡し兄たちも討ち死にしてしまいます。その後、海北家の再興を目指そうとするも豊臣秀吉に画才を認められたことから、武門を去り、画業に専念しました。その画は中国における宗元画に影響を受けており、中でも梁楷の作風に影響を受けていると言われています。鋭く力のこもった描線と省略の多い画法で独自の境地を開きました。作品は大作で水墨画が多いのですが、中には屏風もあります。海北派の始祖。後年、海北友松の子で絵師の海北友雪は、春日局から褒賞を授けられました。

4.海北 友松の掛け軸作品の代表作一覧

建仁寺本坊大方丈障壁画(1599年)
紙本墨画飲中八仙図(安土桃山時代)
雲龍図屏風(安土桃山時代)

5.海北 友松の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

海北友松は美術館で展覧会が行われるほどの人気がある絵師です。大作が多い作家ですが、掛け軸も多く存在します。海北派の始祖ですので、他の作家より高額査定の可能性が高いです。桃山時代から江戸時代初期まで活躍した作家です。現存する作品はかなり古いものになるため、保存状態が気になります。カビやシミができるだけないか、折れ破れがないかといった点も重要な査定ポイントとなるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 保存状態が良く、汚れが少ないもの
  • 真作であること
  • 箱があるか
  • 鑑定書がついているかどうか

6.海北 友松の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

海北派の始祖である海北友松は、ほかの作家より高額査定が期待できます。「老人と松」は、作品サイズが107cm×55cmの軸で500,000円の値がついているものがありました。オークションへの出品はほとんどありません。これは相場がつかみづらいことが原因でしょう。海北友松作品は芸術的評価が非常に高く、コレクターが多いことからも高額で取引されることが多いでしょう。

7.海北 友松の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

海北友松は安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した絵師で、後の海北派の始祖です。豊臣秀吉に画才を認められ画業に専念した作家で、高く評価されています。建仁寺にある重要文化財「建仁寺方丈障壁画」のうち八面に描かれた「雲龍図襖」は、海北友松の得意とする水墨の龍の中でも随一の作品です。美術館で展覧会が行われるほど人気がある作家で、コレクターも多く存在します。海北派の始祖であるため、他の作家よりも高額で取引されることが多いでしょう。現存する作品はかなり古いものになるため、保存状態ができるだけ良いものが高額査定につながります。人気がある作家なので、是非一度査定をして見てはいかがでしょうか。

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