海北 友竹(かいほう ゆうちく)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.海北 友竹の作品を売りたいお客様へ

海北友竹は、江戸時代前期から中期にかけて活躍した絵師です。その作品は、お寺などに飾られている障壁画を始めとして能舞台の松竹図など多岐にわたっています。価値の高い作品ばかりなので、もし、家に眠っていたら物によってはよい査定額になるかもしれません。

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2.海北 友竹についての解説

海北友竹は、安土桃山時代に活躍した絵師海北友雪(ゆうせつ)の子供です。出身地は、京都で京都御所を宝永度に造営する際に御学問所障壁画に芦雁図を描いたり、杉戸には孫登や車胤図、萑板の絵付けなどを任されたのですから、素晴らしい功績です。東宮御所の造営の際も活躍しました。友竹の跡は息子の友泉が継いでいますので一家に受け継がれた才能があったことがうかがえます。

3.海北 友竹の歴史

海北友竹の祖父であり、友雪の父も有名な絵師でした。海北友松(ゆうしょう)という名前で安土桃山時代から江戸時代の初期まで活躍しました。友松の祖父は狩野派を学んでいますので、その技術は息子から孫へと受け継がれていったでしょう。狩野派の教えを忠実に守った余白を大事にする画法は父や祖父の作品と共に定評があります。

4.海北 友竹の代表作

  • 達磨図(1686年)
  • 孝女伊麻肖像(1688年)
  • 真如堂縁起絵巻模本(1693年)
  • 林和靖、王羲之図絵馬(1694年)

5.海北 友竹の作品の買取査定ポイント

海北友竹の作品の査定ポイントは、まずは本人の落款があるかどうかということです。友竹の場合、父親祖父共に有名な絵師なので、落款で友竹のものかどうか確認しましょう。祖父が友松、父が友雪と名前がそれぞれ似ているので通いしたほうが良いです。また、江戸時代のものなので虫食いや汚れなどの程度がどのくらいであるかも査定のポイントになります。

代表的な査定ポイント
  • 本人の作品であること
  • 汚れやシミ、ヤケが目立つかどうか
  • 虫食いの幅がどのようなものか

6.海北 友竹の作品の取引相場価格

海北友竹の作品をオークションで見てみますと1件しかありませんでした。取引相場の参考としては、真作で「近衛基熙賛」海北友竹画の作品が66.000円と高額で取引されておりました。市場に出回ることが少ないため、作品によってはこれ以上の高値にも期待できます。

7.海北 友竹の作品の買取についてのまとめ

海北友竹の作品は、狩野派の越境を受けた素晴らしいものですが、お寺などの障壁画が多かったためかあまり出回っていません。お宅にあれば保存状態次第で良いお値段が付く可能性もあります。父親や祖父の作品も多き課価値がありますで、一度査定してみることをお勧めします。