金子 鴎亭(かねこ おうてい)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.金子 鴎亭の作品を売りたいお客様へ

金子鴎亭は、昭和初期から平成にかけて活躍した書家であり、近代詩文書運動の先駆けとして日本文化に大きな貢献をした人物でもあります。現代にまで金子鴎亭の影響は色濃く残っており、彼の思想・主張は書の一分野となっています。

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2.金子 鴎亭についての解説

金子鴎亭の大きな特徴として挙げられるのが、それまで主な題材であった漢文だけではなく、日本語の詩や文章をも書で表現したという事でしょう。常に書による新しい表現方法を追求し続け、現代書の振興に大きく貢献しました。その素朴でありながら心に訴えかける書は、今でも多くの人を魅了し続けており、出身地の北海道を中心に多くのファンがいます。

3金子 鴎亭の歴史

金子鴎亭は1906年に北海道の松前郡に生まれます。15歳の時に札幌鉄道教習所に入りますが、そこで書を学び始めます。1929年には書道家の比田井天来との出会いをきっかけに、天来に師事するようになります。1933年には近代詩文書運動を起こし、書家としての地位を確立していきます。その後も様々な題字やラベルを手掛け、硫黄島の慰霊碑を揮毫しました。書家として活動する傍ら、大学の教師や友好訪中団団長などとしても活躍しました。2001年に95歳で亡くなりました。

4.金子 鴎亭の代表作

  • 丘壑寄懐抱(1966)

5.金子 鴎亭の作品の買取査定ポイント

金子鴎亭の作品は、力強さとそれまでにない美しさで人気を集めています。買取査定のポイントとして挙げられるのは、やはり作品の真贋ではないでしょうか。本人の作品であればある程度高値で取引されています。掛け軸の場合には文字のバランス、さらに掛け軸の大きさなども買取査定のポイントです。付属品が揃っているとやはり価格は高くなります。

代表的な査定ポイント
  • 作品の大きさ、バランス
  • 作品が本物かどうか
  • 箱や額などの付属品の有無

6.金子 鴎亭の作品の取引相場価格

金子鴎亭の作品はかなりの数が世に出回っています。オークションサイトなどでもそれほど数は多くありませんが、毎月10点ほど出品されています。ヤフーオークションではどの作品も落札されているので、今だ人気のある書家であり、作品への期待も高いことがわかります。取引相場価格は、本人の肉筆であることがわかっているものは2万円から3万円ほどとなってます。さらに高いものでは5万円やそれ以上で取引される場合もあります。

7.金子 鴎亭の作品の買取についてのまとめ

オークションサイトなどでは書自体の価格がそれほど高くなっていませんが、その中で金子鴎亭の作品はかなり人気の高いものです。今後さらに知名度が上がったり書への興味が高まれば、さらに作品が高額で取引されるかもしれません。