金子 鴎亭(かねこ おうてい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.金子 鴎亭の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
近代詩文書運動は現代の書道の一分野を切り開いたと言われる運動ですが、この日本の書の歴史を大きく変えた運動を起こしたのが金子鴎亭です。数多くの書家がいる中でも金子鴎亭の前衛的とも言える作品は、新しい書道を切り開いた歴史的な価値があるものとして人気が高く、掛け軸の買取においても高値がつけられています。
このページの目次
2.掛け軸作家「金子 鴎亭」についての概要
金子鴎亭は近代詩文書を提唱した書家です。川谷尚帝の甲子書道会に入門し書を開始、比田井天来の勧めで上京したのち、高等小学校教師を勤め書の研究に打ち込んだ人物です。近代詩を書にする近代詩文書運動を起こしたことで知られており、この運動は現代の書家に大きな影響を与えていることで知られています。「書そのものを現代のものとすると同時にその素材をもまた現代の希求する国語となすべき」との言葉を残し、書の一分野を築き上げた人物として高い評価を受けています。
3.掛け軸作家「金子 鴎亭」の生い立ちや歴史
金子鴎亭は1906年に北海道松前町で生まれました。本名は金子賢蔵と言い、鴎亭は雅号です。1924年に川谷尚亭の甲子書道会に入門し、1932年には比田井天来より勧められたことにより上京し、高等小学校にて教師として勤めながら天来の元で書の研究を行っていました。新調和体論を発表し、新しい書表現としての運動である近代詩文書運動を起こします。この近代詩文書運動により、現代の書の一分野が開かれたと言われています。創玄書道会を設立し日展文部大臣賞を受賞するなど、書を極めた方です。文化功労者であり、文化勲章受章するなど書家として重要な存在でありましたが、惜しまれつつも2001年にこの世を去りました。
4.金子 鴎亭の掛け軸作品の代表作一覧
- 海 雀(1952年作)
- 日新
- 峯入翠雲多
5.金子 鴎亭の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
金子鴎亭は日本の近代詩文書の一分野を切り開き、また築き上げた人物であるため作品の人気も高いです。保存状態の良し悪しも重要ですが、何より真作であることが条件になります。掛け軸の場合は共箱が付属しているかどうかも大切です。
- 真作であるかどうか
- 掛け軸の場合は共箱が付属しているかどうか
- シミやシワの有無など保存状態は良いか
6.金子 鴎亭の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
真作であることをしっかりと確認していることを前提に、金子鴎亭の掛け軸作品『漁父生涯竹一竿』では、シミやシワが全体的に見られる作品でも27,725円で取引された実績があります。軸寸は約181cm×26.5cmで、画寸は約112cm×20.5cm、共箱つきです。また、掛け軸ではないですが、色紙に書をしたためた作品では、額装で作品全体が良好な状態で45,709円で落札されています。本紙は46cm×34cm、額寸は66cm×55cmで鑑定書はないですが真作として取引されました。真作の掛け軸となると市場でも価値が上がってくるので、高額な査定結果が期待できるでしょう。
7.金子 鴎亭の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
金子鴎亭は日本の書の一分野を切り開き、そして築き上げた人物です。作品は書美に溢れるものとなっており、力強さを感じるものが多く人気が高いです。金子鴎亭の作品をお持ちの方は是非一度、査定に出されてはいかがでしょうか。
その他の掛け軸について
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