加納 雨蓬（かのう　うほう）の作品を高価買取！掛け軸の査定ポイントを徹底解説！

1.加納 雨蓬の作品を売りたいお客様へ

加納雨蓬は日本を代表する南画家であり、書家でもあります。山水画や花鳥画を得意とした加納雨蓬の作品は、繊細でありながら力強い筆感が特徴です。ここでは山水花鳥画、行草などを残した加納雨蓬の作品を高額買取してもらうためのポイントをまとめてみます。

2.加納 雨蓬についての解説

加納雨蓬は大分県臼杵市出身の南画家、書家です。はじめは児玉蘆香に絵を学んでいましたが、やがて甲斐虎山と一緒に帆足杏飴に師事するようになります。その後漢字を学んで、久留米梅林寺に参禅することで画技を深めていきました。南画塾の賛助員としても参加しており、風雨山水図、牡丹図、竹石図屏風など様々な作品を世に発表しています。山水花鳥画を得意としていました。

3.加納 雨蓬の歴史

加納雨蓬は大分生まれで、宗右衛門重治の子供であり、名前は彦松、字は士秀、別号で雨峰、石華、老雨、楓泉などがあります。児玉白石、帆足杏雨などに学んだ加納雨蓬ですが、漢字に関しては菊川南峯塾で学びました。また和歌に関しては原宏平に学んでおり、様々な技法を習得しているのが特徴です。加納雨蓬は単に画家として生きていることに疑問を感じ始め、久留米の梅林寺に参禅した時期もありました。それぞれの場所で人生の疑問を問い、禅宗の本山、妙心寺で居士号を受けました。

4.加納 雨蓬の代表作

• 「竹石図屏風」 1929年
• 「風雨山水図」 1929年
• 「牡丹図」 昭和初期頃

5.加納 雨蓬の作品の買取査定ポイント

1933年68歳で亡くなる前に、山水花鳥画、行草などの作品を数多く発表している加納雨蓬の作品は、現代においても非常に人気があります。加納雨蓬の作品の買取査定ポイントは、やはり保存状態がよいかどうか？という点でしょう。水墨画などは保存状態によって、にじんだり、焼けたり、破れたりすることも多いです。そうなってしまうと見た目が悪く高値取引は期待できません。保存状態をきちんと確認しておくとよいでしょう。

代表的な査定ポイント

• 共箱の有無
• 書箱の有無
• 作品の状態（シミ、汚れ、破れ、焼けなどはないか）
• 軸先の素材

6.加納 雨蓬の作品の取引相場価格

絵を描き、禅を問うて人生を終えた加納雨蓬の作品は、人生の求道をゆだねた南画に力強いメッセージを感じます。当画も固く、画面に寸部の隙もなく、筆圧も強いので、見る人は圧倒的な存在感を感じるでしょう。画が飛び出してきそうな加納雨蓬の作品の買取相場をインターネットでチェックしてみると、1.000円～15.000円の取引がされていました。水墨画、日本画の掛け軸が取引されており、模写の場合は安いですが、本物であればそれなりの値段での買取が可能になるでしょう。

7.加納 雨蓬の作品の買取についてのまとめ

南画、水墨画、山水画などを得意とする加納雨蓬の作品は、ネットオークションなどではそれほど多く出回っていないため、今後さらに買取額が増えていく可能性は十分にあるでしょう。買取額を少しでも上乗せできるように、保存状態だけは気を付けて自宅で保管しておきたいですね。