狩野 永敬(かのう えいけい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.狩野 永敬の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
狩野永敬は山楽・山雪・永納の跡を受けて第4代京狩野当主となった狩野派の絵師です。貴顕の依頼を受けること多く、華麗な作を多く描きました。京都画壇に狩野派の伝統を守り伝えた実力派の絵師です。
このページの目次
2.掛け軸作家「狩野 永敬」についての概要
狩野永敬は江戸前・中期に活動した狩野派の絵師です。早くから京狩野家の後継者として抜群の力量を発揮し、京の地で活躍しました。温雅な大和絵風の作品もありますが、代表作の実相院の障壁画では狩野永徳・山楽・山雪ら先祖に回帰したダイナミックな画を遺しています。その肥痩を強調したうねるような墨線の使用は、弟子の高田敬輔、その弟子の曾我蕭白へと受け継がれました。
3.掛け軸作家「狩野 永敬」の生い立ちや歴史
狩野永敬は1662年、京狩野家3代目狩野永納の長子として京都に生まれました。通称は縫殿助や求馬、号に仲簡子、幽賞軒、松陰子などがあります。父・永納の時代から九条家と深く繋がり、永敬も九条家から養子に入った二条綱平に仕え、綱平を介し尾形乾山とも交流しました。朝鮮へ贈呈する屏風絵の製作に携わるなど、若年期より大役を担いました。
4.狩野 永敬の掛け軸作品の代表作一覧
- 鮮通信使屏風(1682年)
- 花鳥図襖・群仙図襖
- 十二ヶ月花鳥図屏風
- 十二ヶ月歌意図屏風(1694年)
5.狩野 永敬の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
査定においての重要なポイントは作品の真贋にありますが、狩野永敬の作品は大変古いものとなるため、専門家による鑑定が必要となります。また、名流に多く依頼を受けていたこともあり、作品の由来も重要視されるでしょう。そのほか、サイズや状態、希少性なども査定価格に大きく影響してきます。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 狩野永敬の署名・落款があるか
- 名家の旧蔵など、由来があるか
- 希少な作品であるか
- 素材の質、種類
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
- 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)
6.狩野 永敬の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
狩野永敬の作品はネットオークションでは真偽不確かな作品で44,100円で落札されたものがありました。『鬼面人物図』という作品で、サイズは掛軸全体の長さ124cm×36cm、画寸は35cm×33.5cm、状態は「イタミ、シミ、折れ有り」とされる小品でした。
7.狩野 永敬の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
狩野永敬の作品はあまり数多く出回っていません。曽我蕭白へとつながる永敬の画は美術史学的にも価値が高く、また画力の優れた絵師として多くに注目されています。狩野永敬の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出してみることをお勧めいたします。
その他の掛け軸について
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