狩野 永梢(かのう えいしょう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.狩野 永梢の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

狩野永梢は、京狩野家三代目の狩野永納の次男として生まれ、若い頃は、兄の狩野永敬とともに絵画制作の仕事に就きます。東本願寺絵所になったとされていますが、具体的な活動や生没年も含めて現在まで略歴が不明です。残されている作品から父・狩野永納の元で絵画の基礎を習得すべく研鑽を積んだことが窺い知れます。

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2.狩野 永梢の掛け軸作品についての概要

狩野永梢の手がけた『竹林七賢図』は、父の狩野永納が描いた『山水人物図』や、兄の門人・高田敬輔の作品集『敬輔画譜』に似た図が見られると指摘されています。これは、京狩野家に伝わる図像を使って描かれたことが窺い知れ興味深い作品となっています。永梢の『草花図屏風』という作品は特に優品と評されており、残された作品から花鳥画が得意だったと推測されています。

3.狩野 永梢の掛け軸作品の歴史や情報

狩野永梢は、京狩野家三代にあたる狩野永納の次男として生まれました。兄は後に四代当主を務めた狩野永敬で、実相院障壁画など注目すべき作品を残しています。狩野永梢は生没年にや詳細についての資料が残っていませんが、京狩野家において重要な役割を担っていたと推論されている作家です。父の狩野永納や、兄の狩野永敬に関する文献から狩野永梢の当時の姿を窺い知ることができます。二条家の記録から、1687年(貞享4年)永敬と永梢は、屏風之絵御用を仰せつかったことが記されており、また1689年(元禄2年)には『紙帳之鶴』を描いたことがわかっています。永敬と永梢は二条家からの信任を得て、絵画制作の仕事を得るようになりました。

4.狩野 永梢の掛け軸作品の代表作一覧

  • 白衣観音図
  • 七福神図
  • 竹雀図
  • 鶉図
  • 尾長鳥図

5.狩野 永梢の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

査定にあたっては狩野永梢の確かな落款や印があることが重要です。また真作を証明できる鑑定書や書付があるとよいでしょう。保存状態やサイズ、仕立てによっても大きく査定金額が変動いたしますのでご留意ください。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 狩野永梢本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 軸や画の素材は何でできているか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.狩野 永梢の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

狩野永梢の掛け軸などの作品はネットオークションなどでは真贋不確かなものでも数万円で取引されています。真贋不確かな作品でも、例えば『宵の白梅』という作品では、全体寸縦約53cm×横約27.5cm、作品状態は「イタミ、シミ有り」とするものが、22,020円で落札されています。

7.狩野 永梢の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

狩野永梢は残されている文献から、京狩野家で絵画の基礎を学び、兄・永敬とともに絵画の仕事に就いていることが推論できます。もっと注目されても良い絵師として永梢の名を挙げる研究者もおり、情報が集積されることが待たれる作家です。狩野永梢の作品を所有されている方は是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。