狩野 元信(かのう もとのぶ)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.狩野 元信の作品を売りたいお客様へ

絵画の査定をするにあたって、誰の作品かが重視されます。今回紹介する狩野元信は狩野派の2代目として、画壇の中心を担ってきました。このような有名作家の作品は高額買取される傾向が見られます。狩野元信の人となりや作風などについてみていきます。

このページの目次

2.狩野 元信についての解説

狩野派は日本でも最大の画派といわれていますが、その繁栄の礎を築いたのが狩野元信といわれています。彼はもともと卓越した画技を持っていたとされ、狩野派の絵師の中でも最高レベルに評価されていました。中でも画体の確立をしたのが大きいです。従来の漢画系の絵師は筆様を使い分けてきました。しかし彼はこれを整理・発展させ画体を編み出しました。これによって集団での作画活動も可能になりました。

3.狩野 元信の歴史

狩野派の祖である狩野正信の子供として生を受けた狩野元信は、父親の画風を継承します。さらにそこから発展させ、漢画の画法を整理し、大和絵の技法も積極的に取り入れました。こうして近代に続く狩野派の画風の流れを創造しました。いろいろな作品を残していますが、記録上最初に出てくるのは1513年の「鞍馬寺縁起絵」です。この作品は細川高国の命によって制作されました。1539年からは実に15年間にわたって石山本願寺の障壁画制作にも携わっています。

4.狩野 元信の代表作

  • 『四季花鳥図 』
  • 『禅宗祖師図 』
  • 『蔬果図 』
  • 『西王母・東方朔図』
  • 『瀟湘八景図』

5.狩野 元信の作品の買取査定ポイント

狩野元信の絵画のような作品を査定するにあたって、まず真贋を鑑定します。狩野元信のような有名作家の場合、偽物も多く出回っている可能性があるからです。もし無名作家の描いたものであれば、価格は大きく下がります。そのほかには保存状態もチェックされます。色褪せやシミなどがあるとマイナス査定になりがちです。さらに、その時々のマーケットにおける評価も買取価格に大きく影響します。

代表的な査定ポイント
  • 真贋の鑑定
  • 保存状態
  • 市場価値

6.狩野 元信の作品の取引相場価格

狩野元信の絵画は本物であれば、かなりの高値が付く可能性があります。市場の売買相場を見てみると、少なくても数十万円、作品によっては数百万円以上で取引されているものもあるほどです。希少価値のある作品の中の一つに「虎図」という水墨画の掛け軸があります。211×62cmの掛け軸のサイズですが、1.080万円という値がついています。「元祖狩野派達磨大師圖」という174×46㎝程度の作品も、120万円で売買された実績があります。

7.狩野 元信の作品の買取についてのまとめ

狩野派を代表する作家のひとりである狩野元信は、今でもその絵画が高値で取引されています。もし本物が自宅で眠っているのであれば、多額の現金と交換できるかもしれません。必要なければ放置するのではなく、買取業者に査定に出すのがおすすめです。